2014-02-27から1日間の記事一覧

王陽明『朱子晩年定論』のことなど・・・私の学問史(9)

(三) 前に引用した徐愛の『伝習録序』に見られたように、言葉を薬としてのみ考え、それ故ひとつの表現に立ち止まることを極度に警戒した陽明は、当然のこと、自分の言葉を後世に遺すことには極めて否定的であった。 嘉靖6年(1527年)4月、門人・鄒…