○○している場合ではない

(2月28日付け「担任のお話」№36より①) 2月9日以来、2週間半ぶりである。忙しくて、こんな紙一枚書く暇さえ取れなかった。ついでに言えば、考査までに終了させるつもりだった面談も、半分くらいまでしかいかなかった(ごめんなさい)。 この間に、…

おめでとう!ほやマン(続)

先週の土曜日、「石巻かほく」という地元紙の第1面には「いしのまき大賞決定」という大きな見出しが掲げられ、そのすぐ下には、「さよなら ほやマン」舞台挨拶時の写真が印刷されていた。「いしのまき大賞」とは、「産業や文化、スポーツなどの分野で著しい…

株価、そしてウクライナ

金曜日の新聞第1面には、どの新聞でも、「東証史上最高値」「バブル超え」の文字が躍っていた。 私は、株というものの仕組みがよく分かっていない。ただ、個々の会社の株の値段が上がれば上がるほど業績好調、日本企業の平均株価が上がれば上がるほど日本全…

今年も教研

先週末はカッターシャツ1枚で歩いていたのに、今週末は1日中ストーブが消せない。その間、金曜日には16㎝の積雪があり、今も外は雪景色だ。 私は朝起きると、毎日、沖に浮かんでいる船のチェックをする。昨日は珍しい船が来た。水産庁の漁業取締船「照洋…

デジタル・ファシズム

この数日、異常に暖かい。日中は、外を歩くにもジャケットがいらず、少し歩けば汗ばんで、カーディガンさえ脱いでしまう。カッターシャツ1枚だ。我が家では、この数日、ストーブをつけていない。ウグイスが鳴き始めるのではないか?と思うほどだ。どんな夏…

仙台へ、私立へ

先週の金曜日に、公立高校への出願が締め切られた。翌日の河北新報で大きな見出しになっていたことだが、全日制の平均倍率は1.00倍。とは言え、四捨五入の関係で1.00倍=募集定員と出願者数が同じとなるものの、実際には出願者数の方が全県で31人…

中野りな!!(仙台フィル第370回定期)

昨晩は、1月14日に放映された「クラシック音楽館」、昨年11月23日に東京・サントリーホールにおけるベルリンフィル演奏会の録画を見た。指揮は首席指揮者のキリル・ペトレンコ、曲目はモーツァルトの交響曲第29番、アルバン・ベルクの管弦楽のため…

裏金問題と政党交付金

中学3年の愚息が、テレビのニュースを見ながら、「首相の、質問された時に、たくさん話しながら、実は全然答えていない、あの技ってすげぇな」と言う。さすがは我が息子。「愚」息などと呼んでは失礼、まったくその通りだ。 明らかにYESかNOかで答えら…

「せこい」のはどっち?

先週の日曜日、地元紙である河北新報で、宮城県内17市町の小中学校100校で、教員が学校徴収金で物品を購入した際に、ポイントを得ていた事例が248件あったとして報道された、と思ったら、翌日には県立学校(高校と支援学校)48校でも223件の同…

小澤征爾への思い

小澤征爾が死んだ。88歳。予想されていたことであったため、記事が用意されていたということもあるのだろう。どの新聞も扱いは破格。特に毎日新聞は、第一面のトップ記事だった。 昨年末に放映されたクラシック音楽界のまとめ番組で、ジョン・ウィリアムス…

進路ガイダンス

(2月9日付け「担任のお話」№35より②) 昨日午後の進路ガイダンス。希望の進路を達成した10人の先輩の話を聞いた。とてもよく準備したことが分かるいいお話だった。聞く側の態度もすこぶる良好。 大変役に立った 13名 役に立った 17名 あまり役に…

明日は春節(餃子の日)

(2月9日付け「担任のお話」№35より①) 明日、2月10日は旧正月。中国では「春節」と言い、日本の年末年始と同様、多くの人々が故郷に移動する。そして食べるのは、「お餅」「お雑煮」ではなく「餃子」だ。昔、上海港に浮かぶ潜水艦の上で、水兵さんた…

「さよなら ほやマン」への道・・・ラボ第31回

昨日は、ラボ第31回であった。予告通り、今回の講師は「さよなら ほやマン」の監督・庄司輝秋氏。演題は「『さよなら ほやマン』 映画制作の舞台裏から見た遅咲き映画監督の旅」。 なんと今回は、7年になんなんとするラボ史上初めて、1ヶ月前に満員御礼…

畜産の環境負荷

(2月1日「担任のお話」№34より) 今日から2月。古来、2月のことを「如月(きさらぎ)」と言う。語源については諸説あるが、「衣更着(衣服を更に重ねて着る)」という説が有力らしい。この1週間、昼間の時間の延びは一気に加速した感じがするが、ま…

戸籍の文字は70万種!?!

(1月25日付け「担任のお話」№33より) 【(全部じゃないけど)見たぞ、M3課題研究発表会】 予定通り昨日の5~6校時、計測実習室で機械科3年生の課題研究発表会が行われた。発表したのは「鍛造班」「自転車・バイク班」「3D-CAD班」「資格取…

斜めから「能登」を見る

能登の地震について、絶えずものを斜めから見ている者の視点で書いておく。 1月1日、地震が発生した時、私は仙台市郊外の母の家にいて、家族6人でトランプに興じている最中であった。「これで最後ね」などと言いながらカードを配り終えた瞬間、その室内に…

おめでとう!ほやマン

石巻が-6℃まで下がった先週の火曜日、朝、通勤の途中でスッテ~~ンと転んだ。路面は凍っていたが、完全な平坦地である。なぜ転んだのか分からない。とにかく一瞬にしてひっくり返ってお尻から落ち、その後、後頭部を打った。後頭部はたんこぶさえ出来なか…

若者の政治参加

(1月17日付け「担任のお話」№32より③) 裏面:1月7日付け河北新報「壁を破る進撃者たち」欄を貼り付け。取り上げられているのは、白坂里彩さん(19歳)で、見出しは「若者の政治参加 対等に議論できる場模索」。 (ブログ用の補足:この記事の発端…

QRコードのびっくり!

(1月17日付け「担任のお話」№32より②) 【QRコードのびっくり!!・・・LHR「教養講座」】 先週のLHRは「教養講座」。私が出張で不在だったこともあり、QRコードに関する動画(「サイエンスゼロ」)を見てもらった。開発者本人が解説すると…

叱る? or 叱らない?

(1月17日付け「担任のお話」№32より①) 冬休み中のことをふと思い出した。私は、高校ラグビー全国大会(花園)に関する新聞報道を見ていた。2回戦で宮城県代表の仙台育英が、大分代表の大分東明に0対74で負けたという記事だった。河北新報には「何…

文明と仲良く生活しよう

(2024年1月9日付「担任のお話」№31より②) 【文明と(私とも)仲良く生活しよう!】 11月に実施した学校評価アンケートの結果が出た。概要等、いずれ学校から正式に紹介があるだろうから、ここでは、ごく一部についてのみコメントしておく。 それ…

増えるかも・・・減るかも・・・?

ご無沙汰しています。とは言っても、1週間サボっていただけですが・・・。 別に体調が優れなかったとか、どこかに旅行に行っていたとかではない。気分の問題。いや、あえて言えば、2日に1日以上のペースでブログに雑文を書き散らしている結果として、じっ…

謹賀新年 2024年元旦

あくまでも石巻の天候について言えばだが、穏やかな年末年始になっている。我が家で元旦を迎えたのだが、初日の出がとても美しく見えた。さて、今年の年賀状文面は以下の通り。最後に1~2文自筆で書き添え、署名を入れる。 謹賀新年 2024年元旦 お元気…

歴史に埋もれた「声」

西井麻里奈『広島 復興の戦後史 廃墟からの「声」と都市』(2020年、人文書院)という本を友人から借りて読んだ。今時としては珍しいくらい小さな活字で360頁あまり、文字がびっしりと並んでいる。数えてみれば、46字×21行、1頁に最大で966字…

中村哲についての授業

勤務先の学校は、先週月曜日から木曜日までが修学旅行だった。旅行期間中は、2学年に所属する教員が不在となるので、通常の時間割での授業が成り立たない。そこで、午前中4時間の特別編成時間割となる。 12月上旬までに、残留組の教員から希望を聞き、担…

日本人の意識

(12月22日「担任のお話」№30より②) 〈余談〉 自分では絵が描けないにもかかわらず、何かの縁で美術部の顧問をしているため、時々美術室に行く。美術部の生徒とのやりとりはともかく、壁に貼ってある授業で作った作品を見るのが楽しい。もちろん、M…

「楽」と「便利」は落とし穴

(12月22日「担任のお話」№30より①) 今日は冬至。今年の授業も今日でおしまい。 ところで火曜日、諸君の体育の授業に混ぜてもらった。昔から、自分のクラスの体育の授業にはLHR感覚でよく混ぜてもらう。ところが、今年は週に3回ある体育が全て自…

自転車で清塚信也

昨晩、10時過ぎにちょっと見てみようかと思って、Eテレ「クラシック音楽館」をつけたら、ブラームスの交響曲第3番の第1楽章の終わりくらいを演奏していた。テレビの番組表にも曲目は書いてあるので驚かないのだが、驚いたのは、コンサートマスターの席…

ついに天文学!・・・記念すべきラボ第30回

昨日は、記念すべき第30回の「ラボ」であった。第1回を開いたのが2016年7月22日だから(→その時の記事)、途中、コロナによる中断が2年半あったとはいえ、既に7年。しかも、ずっと2ヶ月に1度というすさまじいペースで開催してきたのだから驚く…

子どもを大切に

(2023年12月14日「担任のお話」№29より②) 表面)12月6日付け石巻日々新聞より、「ダークマターって何もの ラボトーク参加者募集」を貼り付け。平居コメント)私の一般市民向け教養講座「ラボ」。一流の専門家の話は文句なしに面白いし、そう…