奇跡は起こった!!・・・41人全員で進級



(3月23日付 学級通信より)


 今日で1年生はおしまい。なんとびっくり、途中退学した人もなく、留年する人もいない。41人全員が進級である。定員割れの続く宮水で41人学級というのも珍しいが、それがそのまま全員で進級というのは、たぶん「奇跡」と呼んでいいほど稀な出来事だと思う。まずは喜びたい。そして、おめでとう!借金(赤点)を抱えたまま進級という困った人もいるが、まずは一つの区切りである。春休み中に頭を切り換えて、また来年、新しい気分でスタートラインに立とう。


 〈「1年を振り返って」アンケート結果〉=省略


平居コメント・・・自由記述欄に、勉強への取り組みが甘かった、と書いていた人が多かったことは、アンケートの自己採点結果にも表れている。また、震災があってお互い本当に大変な1年だったが、特に大変だった時期に、このクラスの明るさに救われた人がいたらしいことは印象的だった。

 担任に対する意見・感想・要望として「これは!」と嬉しく思ったのは、一言「別にどうでも良い」というものだった。一見、投げやりな回答だが、書いた人の生活状況が良好であることもあって、私はそう読まない。諸君は高校生である。誰が担任で、担任が何をしようと、自分は自分のやるべき事をしっかりするのだ、という意思表示と読める。日頃から「自立しろ!」とうるさく言う私だが、私には自立する若者の姿として頼もしかった。来年も私が諸君の担任であるかどうかは、まだ分からない。そんなことを気にせず、ぜひまた41人で3年生になれるように頑張って欲しい。来年の健闘を期待する。