些細なことの積み重ねが生む緊張感



(9月5日付け 学級通信より)

(ブログ読者の方へ・・・先日の記事と重なってごめんなさい。)

 関東平野で竜巻が多発している。西日本では、相変わらずの(?)異常な豪雨だ。竜巻といい、ゲリラ豪雨といい、最近の気象現象は明らかに凶暴化している。これを、東日本大震災と同じく「自然災害」と表現するのは間違いだ。地震は地球自体の活動だが、異常気象は温暖化の結果であり、温暖化は人間が引き起こしたものだからである。一昨日の報道によれば、今年の夏(6〜8月)、全国平均で平年より気温が1.06度高かったそうだ。8月24日には、IPCCという国際機関が、温暖化によって、今世紀末、地球上の気温は最大で4.8度上昇する、しかも温暖化は95%以上の確立で人間が原因だ、という予測と見解とを発表した。たった1.06度高いだけで、異常高温について今夏のような騒ぎが起こり、災害が多発するのだから、4.8度も上がったら、間違いなく人間は生きていられないだろう。温度が上がるということは、単に暑くなるというだけでなく、水の循環が激しくなるということで、それは気象災害、更には食糧生産へのダメージを生むということだからね。それでも、国のレベルはもとより、個人でも自家用車や飛行機の利用を控えねば、とか、ペットボトルや弁当を買うのは止めようとかいう話にならないのだから、私には世の中がよく理解できない。

 夏休み後、何人もの生徒から「宮水にもエアコン!」という言葉を聞いた。そうやって目先の利益(便利さ快適さを含む)ばかりを追い求めた結果の温暖化である。これだけ異常現象が続いても、まだそんなことを言っていられる感覚が、私にはある意味でうらやましい。私たち(私と諸君ではずいぶん違うけど)が生きているうちは大丈夫・・・?え?、自然はそんなに甘くないと思うよ。


(文化祭の記事省略)

【些細なことが生み出す緊張感・・・いよいよ模擬面接】

 昨日、書類の最終チェック=校長印押しをして、ようやく、本当にようやく就職試験先発メンバーの書類作りが完了した。私なんか、担任として15人の相手をしただけだからよいが、学年主任や進路部長は学年全体(今回は64名)の書類をチェックしている。それでいて手抜きもなく、一人でも多くの諸君が希望する職に就けるようにと間違いを見つけ、よりよい作文になるよう助言を下さるのだから頭が下がる。本当に深く感謝せねば・・・。

 ところで、恥ずかしながら、私はかつて某合唱団に所属していたことがある。練習は本当に細かいもので、私なんかは、練習しながら、ここまでしなくてもお客さんに分かるわけないのに・・・とよく不真面目なことを考えながら歌っていた。ところが、後から思うのは、聴いていて分かるかどうか分からないような細かいところにこだわり、それで初めて隅々まで行き届いた緊張感が生み出される、ということである。

 さあ、いよいよ来週は模擬面接。頭髪、服装、礼儀作法、言葉遣いなど、慣れないことをするのは大変だろうが、こんなことくらい、と少し手を抜くことは、そこだけではない、全体の緩みとして表れる。また、模擬面接は外部の方にも来ていただいて行うものである。こちらも、多くの人々に対する感謝の気持ちを忘れない・・・。


【頑張れラグビー部!!】

 ラグビー部が花園予選の一回戦で圧勝した。次は9月7日(土)11:40利府高校戦だ。最近の宮水ラグビー部には、20年くらい前の強豪だった時代の雰囲気が漂う。なかなか会場には足を運べないけれど、みんなで応援しよう。


(裏面:8月31日付け『読売新聞』より、「編集委員が迫る〜東京女子大教授・篠崎晃一氏〜方言 見直される価値」を引用

平居コメント:なし)