やっぱり世界は広かった!!



(1月8日付け学級通信より)


(冒頭に年賀状貼り付け(=文面は本ブログ1月1日参照)

平居コメント:私の今年の年賀状。「寂しいような」はもちろん冗談(笑))


 新しい年が始まった。とはいえ、諸君にしてみれば、自分たちの高校生活が間もなく終わるということの方が、意識としては強いだろう。卒業式こそが新しい時間への出発点だからね。

 卒業までの日数は53日、うち、登校日数はわずか26日だ。

 私は珍しいほど特別なことのない冬休みを過ごした。特別なことが何もないが特別だと思えるほどだった、ということである。

 いろいろ見聞きしたことの中で、ひときわ印象に残ったことのひとつとして、ラグビーの全国大会(花園)があった。宮城県大会準決勝で、宮水を156対0で下し、全国大会に進んだ仙台育英は、1回戦こそ勝ったものの、12月30日、2回戦で東海大仰星(大阪)と対戦し、69対5で完敗した。10月18日に書いたこと、すなわち「(育英も)全国大会ではあまり勝てない」は、その通りになったということである。育英の監督は、終了後のインタビューで「強い。何もできなかったな」と繰り返したらしい。育英に負けた直後の宮水の顧問・生徒のコメントと同じだ。

 仰星は昨日、全国大会での優勝を決めたから、特別に強いチームであったことは間違いない。だが、その仰星からでも、日本代表となれる選手はそうそう出ないだろうし、日本代表だってオーストラリアやニュージーランドと対戦すれば、仰星と戦った育英の状態になる。やっぱり世界は広いなぁ、とつくづく感じたことであった。


【大きく変わる「寒稽古」!!】

 「寒稽古」(1月20〜24日)は、宮水の「伝統行事」ということになっている。歴史の詳細は私にもよく分からないが、もともと一部の部活で始めた早朝練習が広がり、やがて学校の行事となったらしい。ところが、近年は参加率が低く、学校行事とは言えないものになりつつあった。もともと「自主的」だったのだから、完全に任意に戻すのも手、廃止するのも手・・・といろいろ検討された挙げ句、今年は短縮7時間授業にして、1校時は全員で寒稽古、というスタイルを取ってみることになった。上手くいくかどうかは誰にも分からない。新しい歴史の1ページが生まれるかどうか・・・?



(その他の記事、省略)


(裏面:1月1日付け『朝日新聞』より 「3畳の店 ちょうどいい幸せ 宇田智子さん(33)那覇の古本屋ウララ店主」を引用。

平居コメント:「逃げる」ことで新しい可能性が見えてくることもある(笑)。「お金さえあれば幸せになれる」「お金はあればあるほど幸せだ」というのは幻だ。各自が各自の幸せを探したい。就職すればなおさら・・・。)