拙論「温暖化」・・・毎日新聞に登場

 22日に、豪雨や猛暑と温暖化の因果関係その他について、やむにやまれぬ気持ちから朝日新聞に投書をしたが、どうやら「没」になったらしい、というようなことを書いた。次の策として、今度は毎日新聞に送った。朝日は500字、毎日は400字など、新聞社によって制限字数が違うというのはつらいところだ。そもそも、これらの字数で意を尽くすのはどうしても難しい。
 それはともかく、毎日の反応は極めて素早かった。翌日には返信があって、近日中に掲載する予定であるということと、二重投稿の有無等についての確認があり、早くも今日の朝刊に載った。この間、わずかに4日!!掲載された文章は以下の通りである。


「豪雨の次は、猛暑である。今年もまた、「観測史上最高」とか「記録的な」という言葉を既に何度も耳にした。
 もはやどう考えても偶然ではあり得ない。地球の温暖化が確実に進行していると感じる。これだけ切羽詰まった状況になっていながら、温暖化に言及している報道は非常に少ない。そして人々は、相も変わらず資源とエネルギーを湯水のように使い、経済成長という幻にしがみつく。
 「不都合な真実」から目を背け、豊かさと環境の両方を追う、そんな虫のいいことを自然は許してくれないだろう。そして、その失敗に気づいたときにはもはや手遅れだ。
 国連や政府の予測でも、事態はまだまだ序の口である。近未来には気象現象の更なる激化と食糧危機が待っている。私たち人類の生存を賭けて、自動車も飛行機も捨てるくらいの覚悟が必要だ。強盗に襲われた人は、「何でもやるから命だけは助けてくれ」と言うものである。」


 例によってあちこち直された。さすがは新聞記者!などとは、今回も思わなかった。特に段落の切り方が変わったところについては、やや不満がある。それでも、内容がねじ曲げられたわけではないので、載せてもらっただけで「御」の字だ。
 タイトルは新聞社が付けた。「酷暑の背景 温暖化止めよう」である。私としては「止めよう」までは期待していなくて、なんとか危機感と問題意識を持ってほしい、というだけなのだけれど、まぁ、妥当なタイトルだろう。
 たいした回数でないとはいえ、今まで全国紙にも投書をしたことがなかったわけではない。しかし、一度も採用されたことはなかった。その意味では、今回は記念すべきことである。
 毎日新聞だということもあってかどうか、今日1日で一度も、「読んだよ」などとは言われなかった。決していいことではないが、悪いことでもない。なぜなら、温暖化問題(=消費生活の否定)について目立った発言をすることで私が恐れているのは、「暗殺」だからだ(笑)。そういえば、前回、同じ問題で河北新報に投書をしたときにも、そんなことを書いた(→こちら)。