お賽銭後払い

 年末に、実家の母(82歳)が手足を骨折などしたこともあって、どこに行くということもなく、長く実家でじっとしていた。明日の御用始めを前に、今日、自宅に戻った。
 9月末以来、右膝に水がたまる。ぷくっとふくれるだけで、痛いとか動かしにくいということはない。ふわふわした感じで安定しないので、右膝立ちはできない。学校の近くの整形外科に行って、溜まっているのが水だということと、骨(関節そのもの)には異常がないということを確認し、3度か4度、水を抜いてもらいに行ったのだが、仕事を抜け出して病院に行くというのはなかなかの手間だし、抜いてもすぐにまた溜まるし、行動には何の支障もないので、通院を止めて放置という作戦に切り替えた。抜いても一晩で元の状態に戻るが、その後放置していても、それ以上にはふくれてこないのである。医者からは運動を控えるように言われたが、通院を止めると同時に、週に30~50㎞のジョギングは再開した。
 ところが、12月半ばくらいから、少し突っ張るような違和感を感じるようになってきた。今度は、自宅近所の内科医のところに行き、水を抜いてもらうと同時に、しっかり圧迫できる体制を整えた。ところが、これもなかなか上手くいかない。医師に相談しながらあれこれと試みては見るものの、「おっ!今度は上手くいったかな?」と思うと、また膨らんでくる、の繰り返しであった。最後の手段は、切開して膝にできている袋を除去することらしい。どうしようかなあ~。
 この間、再びジョギングも控えていたが、遂に今日、あきらめて2回目の放置体制に入り、ジョギングも再開した。10日ぶりくらいだったので、脚力はともかく、心臓が付いて行かないかな、と思ったが、ペースがゆっくりだったこともあって、思いの外体が軽い。風があって少し寒かったが、8㎞を45分かけて走り終えると、実に爽快!
 今年は初詣にも行かなかったので、帰路、日和山の頂上にある鹿島御児(かしまのみこ)神社を経由し、お賽銭は持っていなかったけれどもお参りをした。
 祈ったのは「家内安全、無病息災」であること言うまでもないが、中心は「わが身の安全」である。なにしろ、昨年は異常に怪我(或いは怪我に近い病気)っぽかった。春に患った肉離れとシンスプリントについてはこのブログにも書いたが(→こちら)、その後、南アルプスで靴擦れに苦しんだのは仕方がないとしても、帰宅して間もなく、数日間、さほど深刻なものではなかったが、久々に腰痛を患った。夏休みが終わると、走っている最中に転んで肘にけっこう大きな擦過傷を負い、これが治るのに非常に時間がかかった。秋以降は、右膝の水と左肩の強烈な痛み(五十肩らしい)である。どれもこれも軽微というか、命には何の関係もない些細な怪我(病気)なのだが、完全な健康体でないというのは、なんとも不愉快なものである。
 もちろん、基本は老化だ。体の組織が堅くなっているので怪我をしやすく、一度怪我をすると治りにくい。とは言え、準備運動や整理運動に今まで以上に時間をかけるなど、できることはやって怪我は回避したい。「できること」の中には「お祈り」も入る、というわけだ。
 健康に1年が過ごせますように・・・。あ、明日にでもお賽銭持って行かないと利かないか?