嬉しい誤算

【うれしい誤算だった 普通科スポーツ大会】

 「予想外の展開」とはこういうものを言うのであろう。修学旅行で2年生がいないことを見越して計画されていた1学年進路ガイダンスの都合で、選択授業の教室が確保できないため、急遽計画された企画。どうせなら、生徒の希望を聞きながら内容を考えようとLHR委員に集まってもらったところ、あれよあれよという間に、生徒だけで内容を考え、当日の運営も含めてほとんど先生ノータッチで実現してしまった。
 これは本当に嬉しい誤算。最初に集まってもらった時には、どうせ意見なんて出ないだろう、準備も私たちがすることになるだろうと思っていたのである。動き始めてからは、これだけ生徒に自由にさせられるチャンスというのはなかなかないぞ、失敗してもいいから生徒に任せてみよう、という話になった。
 結局、予定していた4種目のうち3種目が終わったところで時間切れとなったが、その際、私が「延長して最後までやらせてあげたいのは山々だけど、今日は出来ない、申し訳ない」と謝ったのは間違い。本来の時間で、計画どおりのことが出来なかったわけだから、なぜ出来なかったのかをしっかり考え、次にイベントを計画する時にひとまわり賢くなっていればいいのだ。何事も勉強、勉強。
 欠席がやや多かったのは残念だったが、心配していたスマホや、お化粧もなく、一生懸命プレーし気持ちよく盛り上がったのはよかった。冬休み明けには、ビジネス科も一緒になって学年レクをする予定になっている。準備の過程も含めて楽しみにしよう。