憧れの塩高生

 ブログの読者の方には、同じようなネタの記事が続いて申し訳ありません。

(2月24日付け「学年だより№82」より①)


 塩釜神社の「河津桜」のつぼみの膨らみを毎朝観察しながら、そろそろかな?と思っていたら、22日の朝日新聞に出た。何が?河津桜満開のニュースが、である。「河津桜」とは、静岡県河津町で生まれた、早咲きで知られる桜だ。私の毎年の観察によれば、塩釜で河津桜が開花するのは3月の20日頃。そのちょうど1ヶ月前に静岡では満開になる。本格的な春の訪れを伝えるニュースだ。
 春と言えば、先週末から月曜日にかけては、本当に春の陽気だった。私は、週末、時間の取れる時には自宅から牧山(約250m)という山に走りに行く。北上川を渡って尾根道を上り、頂上から車道を下りてまた川を渡り、今度は日和山(約50m)という山を越えて自宅に戻る。累積標高差約350m、距離13㎞、これを1時間半でのんびり走る。気持ちのいい運動だ。
 何しろ山道なので、花が咲いたり、紅葉したり・・・というだけではなく、野生動物の姿も時々目にする。先週の土曜日は、初めてカモシカと出会った。しかも、1日で2回(3頭)!!奥羽山脈では時々目にするカモシカだが、こんなに海に近い街の近くまで生息域を広げているとは驚きだ。自然は変化と発見に満ちていて楽しい。


【塩高は県内有数の人気校!】

 先週の木曜日、高校入試の出願が締め切られた。おそらく諸君も気にしながら見ていたと思うが(←本当かな?)、
普通科 1.13倍( 315/280) ビジネス科 1.26倍( 101/80)で、なんと56名も不合格者が出ることになる。少子化と私立へのシフトによって、県内全体の平均倍率が0.96倍と、ついに1倍を切った状況の中で、塩釜高校の人気は高い。諸君も「憧れの塩高生」なわけだ(笑)。
 諸君にとって入試は2年も前のことだけど、その時、どんな思いで試験に臨み、どんな高校生活を思い描いていたか・・・それこそが「原点」のはずだから、思い出してみて欲しい。常に「原点(=初心)」は大切なのである。


(裏面:2月12日付け朝日新聞より「レコードのぬくもり 若者とりこに」を貼り付け。
平居コメント:アナログの魅力という言葉を時々耳にする。デジタルの急速な発達によって影が薄くなりつつあるアナログだが、どんなものでもメリットの背後にはデメリットがある。デメリットが最後までデメリットであるなら、この記事にあるようなアナログ回帰は起こらない。実は多くの場合、今のメリットは将来のデメリットであり、今のデメリットは将来のメリットである。そう考えると、人がデメリットだらけのレコードにメリットを発見して愛するというのは、不思議でも何でもない。
 ふと思えば、この「学年だより」は今どき珍しいアナログだ。私はどうしてこんな面倒なやり方をしているんだろうね・・・?)