変えられるものは自分と未来

(2021年4月8日「学年主任だより」№87より)


 桜がちょうど満開。始業式、入学式を迎えるのに、これほど明るい気持ちになれる春はなかなかない、と喜んでいていいのかどうか・・・?塩釜神社河津桜の開花こそ昨年より3日遅かったものの、その後の春の展開は驚くほどだ。この勢いで暑い夏がやって来たら嫌だな・・・。自然は気まぐれだが、温暖化は着実に進んでいる。

 さて、今日から新年度。「あっという間にもう3年生」というのが私の実感なのだが、諸君はどうだろう?月並みだが、卒業後のことも視野に入れつつ、悔いのない時間を過ごして欲しい。
 私は諸君が入学して来た時に、「中学校時代のことはどうでもいい。これから先の生活をいいものにして欲しい」というようなことを言った。これは、高校入学の時だけの話ではない。人間は、良くても悪くても過去に振り回されず、常に未来に向けて生きていくものだ。今振り返ってみて、2年間の塩高生活が、諸君一人一人にとってどのようなものだったかは知らない。たとえそれが後悔だらけのものだったとしても、諸君は今年1年を最善に生きる。そんな考え方ができるといい。
 1年生の時に開いたライフプランセミナーで、講師の佐藤さんが紹介してくれた言葉(カナダ人医師エリック・バーンの言葉)を思い出しておこう。
「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。」
健闘を祈る。


【学年だよりRENEWAL!】

 春休み中に、学年の先生方と「学年だより」のあり方について多少の議論をした。その結果、書き方を多少変えることにした。変更点は次の通りである。
 ・名称を「学年主任だより」とする。
 ・校長名文書を出すほどではないが、保護者に伝えなければならない部分と、事務的な部分についてはワープロ打ちで明瞭化する。
 以下、変更点ではないが、念のために確認しておく。私がこれを書いている目的は、
 ・諸君の視野を広げる(知らない世界に目を向けさせる)。
 ・批判的なものの考え方を教える。   ・・・である。
 また、この「学年主任だより」は、あくまでも諸君に学ぶ意欲があるという前提で書いているので、レベルは「普通の塩高生が少し努力すれば理解できる」に設定する。「少し努力」して自分を伸ばしたいと思っている人には強力な武器だが、そうでない人にとってはただの紙ゴミ。

*他の記事(スタッフ紹介と6月までの予定)は省略


(裏面:4月1日付け毎日新聞より焦点「日本 男女平等120位」を貼り付け。小見出しは「政治・経済格差埋まらず」と「改善の意思欠ける」。
記事が大きいので、平居コメントはなし。)