寺内タケシと塩釜

(6月23日付け「学年主任だより№11」より)


 考査終了!ご苦労様。その間に梅雨入りがあり、夏至があった。暑くはないものの、少し空気がねっとりしてきた。あさって(体育祭)は晴れますように。
 日曜日の新聞各紙に、寺内タケシ氏の訃報が載った。ブルージーンズというバンドのリーダーで、「エレキの神様」と呼ばれた人物だ。学校でエレキギターが「不良の温床」として禁止されることに反発し、40年にわたって1500以上の学校でスクールコンサートを開いた(私も1度聴いたことがある)。今、高校で諸君のバンド活動が許されているのは、そんな氏の力によるかも知れない。どの訃報も大きすぎて、ここに貼り付けられなかったというのは、氏の影響力や存在感の大きさをよく物語っているだろう。
(6月20日河北新報、訃報の続きの部分「『よしこの塩釜』編曲を担当」を貼り付け。塩釜みなと祭で、約3000人がコンテスト形式で踊りながら中心街をパレードする時の音楽が、寺内氏の編曲によるものであることを紹介し、関係者のコメントを付した記事。)
 私も、寺内氏と塩釜がこんな風につながっていたとは知らなかった。合掌。


【町の方から感謝の電話】

 学校という所は、実に多くの苦情の電話がかかってくる場所である。一方、「おほめ」の電話や手紙というのが来ることは少ない。ところが・・・
 先週金曜日、仙台行きの電車の中で財布がないことに気付いたKさんが困り果てていたところ、塩釜駅前交番から電話があり、財布が届いているとのことだった。届けたのが塩高生であることははっきりしているが、名前は名乗らなかったらしい。もちろん、財布の中身には無くなっていたものなどなかった。Kさんご夫妻はとても感謝しているそうである。よかったよかった。


裏面:6月17日付け河北新報より「土地利用規制法が成立」を貼り付け。
平居コメント:先週閉会した国会。119本の法律案(条約含む)について議論が行われ、74本が可決成立した(可決率62%)。いくら「主権者」とは言っても、それら全てについて内容を知り、自分なりに是非を考え、議員・政党がそれらについてどのような態度を示したか把握しておくのは不可能だ。しかし、特に意見の分かれた法案や、生活に大きな影響を及ぼすものについてはある程度知っておく必要がある。今回の国会で言えば、この記事にある「土地利用規制法」や「改正国民投票法」あたりだろうか?難しい?それでもやはり、知ろうとしていないと選挙の時に困るし、将来自分たちが苦しむことになるのだよ。