冬が来る・・・ヤクルト優勝おめでとう!

 今日は最高のジョギング日和。朝から1週間分の買い出しを済ませると、例によって牧山に走りに行った。珍しく、大門崎からの尾根道で4人の人に会った。色づいた葉はほとんど落ちてしまったが、まだまだ秋の風情は濃い。零羊崎神社のところから見た渡波町や、その向こうに広がる牡鹿半島の海も鮮やか。
 山に走りに行くとは言っても、自宅から山路入り口の往復は住宅地の中を走る。今日は10回くらい車のタイヤ交換を目にした。なんだか、紅葉以上に季節の変化を感じる。思えば、今週水曜日には12月になるのだな。
 そう言えば、昨夜、日本シリーズが終わった。私はついつい23時の試合終了まで見てしまった。第7戦までは行かなかったものの、今年の日本シリーズは球史に残る名勝負だったのではないだろうか?6試合のうち5試合が1点差。ほとんどの投手が好投し、がっぷりと四つに組んだといった体の、「王者同士の対決」と言うにふさわしいシリーズだったと思う。
 私はどちらのファンということもないのだが、あえて言えばヤクルトを応援していた。どちらも野球チームとしては魅力的だと思うが、なぜあえて言えばヤクルトかと言うと、金融・保険よりは健康食品や医薬品の会社の方が商売として健全だと思うからである。およそ野球とは全然関係の無い理由だ。ちなみにいちばん好きなのは新聞社で、次が鉄道会社、いちばん嫌いなのがIT関係であるが、例外は読売新聞。これは大嫌い。どのチームを応援するかという根拠としてこんなことを家族に言うと呆れられる。
 今年は東京オリンピックの影響で、日本シリーズの開催時期がちょうど1ヶ月遅かった。昨夜の試合も、始まった時から選手が白い息を吐いていた。ケガが怖いなと思いながらの試合は5時間続いた。試合の経過と共に、選手の吐く息はだんだんと白さを増していった。選手も大変だが、じっと見ていた観客も大変だっただろう。
 確かに、今年の日本シリーズは魅力的な勝負だったが、私は積極的に見ていたわけではない。野球狂の家族がテレビをつけていると、なんとなく気になって見ているうちに、目が離せなくなるということを繰り返していたのである。我が家はプライバシーのない構造(どの部屋の音も筒抜け)になっているので、いくら音量を小さくしていても、そんな現象が起こってしまう。明日から当分の間(来春まで)、静かな夜が戻ってくるのは嬉しい。
 野球中継がないというのも、タイヤ交換に負けず劣らず季節を感じさせてくれる。ああ、時間が経つのは早い。