子ども達が帰って来てから2週間になる。生活の変化は非常に大きい。何と言っても驚くのは、食べる量だ。夫婦二人の時には、カレーを作っても豚汁を控えめに作っても、なかなかなくならなかったのに、今は、大きな鍋に作っても2日でなくなる。我が家では、私が朝食用のパンを焼いている。1回にふた山の食パンを2つ焼くのだが、これが夫婦だけだと10日あまり、ほとんど2週間近くもつ。しかし、子どもがいると5~6日でなくなる。人数が2倍で、食べる量は2.5倍といったところだ。
家の中がとても汚れるのにも驚く。我が家は、大半を杉の無垢材で作ってあるのだが、台所とトイレだけは、水で傷むかもしれないということで、合成樹脂の床板を貼ってある。これは当初から失敗したと思っていたもので、静電気によってゴミ、ほこりが吸い寄せられる。子ども達が帰って来てから、ここに集まる髪の毛や綿ゴミで驚くほど汚い。せっせと掃除をする必要がある。洗濯物のたまり方も早い。何をしていても、後から後から追われる感じだ。
まぁ、家の中がにぎやかだというのは決して悪いことではないのだけれど・・・。
ところで、今日12月23日は、なんとこのブログの立ち上げ記念日である。しかも、今年はちょうど15周年に当たる。開設のおよその経緯は開設当日の記事にある(→こちら)。そこには書いていないが、某生徒が、私の隣に立っていて、手取り足取り「ご指導」してくれた記憶がある。それ以前の記事は、すべて後から入力したものである。元々、学級通信の記事を公開するためのツールだったので、その多くは学級通信から起こしたものだ。
いったい、延べで何人の人が、どれほどのページを閲覧したかは分からない。hatenaのシステム変更で、時々カウンターを見失ったり、リセットされたりしてしまうからだ。おぼろげに記憶に残る過去の閲覧数からして、ページビューなら200万は超えるのではないかと思うが、憶測に過ぎない。勤務校の事情(生徒の質)によるのか、一時に比べると今は低調である。人目に付くということは、トラブルの元になるということでもあるので、あまり積極的に宣伝していない、という事情もあるかもしれない。私に強く開設を勧めていた生徒達は、今これを読んでいたりするのだろうか?
このブログの記事をベースに、紙の書籍が2冊出たというのも驚きだ。言うまでもなく(?)、1冊は『それ行け、水産高校!』(成山堂書店、2012年)であり、もう1冊は近著『実用「哲学する」入門』(花伝社、2024年)である。思えば、生徒の強い勧めでこのブログを開設する時に、某生徒は「記事が本になることだってあるんですよ」と言っていた。私がその一言に心動かされたということはなく、他人事のように聞き流していただけだったが、今にして思えば、その生徒の言うとおりになっている。してやられた、という感じだ。
記事の数は3500に近いと思う。「と思う」と書くのは、今日の時点では、2987本であるが、上記の2冊の本が出た時に、元になった記事を全て削除しているからだ。もっとも、長い記事をあえて分割したりしているので、実質はもう少し少ない。
私は日記を書く習慣がない。このブログは、日記として少し役に立っている。検索機能を使うと、自分がいつ何をしていたか、分かることが少なくない。
まぁ、何の役に立っているのか知らないが、自分の頭を整理するための手段として、今後も雑文を書き散らしていくことになるのだろう。今後ともよろしくお願いします。