2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
(9月30日付け「学年だより№20」より) 9月23日(月)、アメリカ・ニューヨークの国連本部で、「気候行動サミット」という国際会議が開かれた。子ども・若者がテーマだったわけでもないのに、これほど若者が注目を集めた国際会議は珍しい。 本会議で…
今日は娘とアニエス・ルテステュのバレエを見に、多賀城まで行った。2013年に引退したパリ・オペラ座のエトワールである。その世界においては神のような存在であるが、なぜかこの東北の田舎町で「変貌する美」と題した公演を行ったのである(日本で3公…
日曜日に、車で娘と買い出しに出る。我が家から数分、大街道というところを通る時、いつも娘がクスクス笑う。そこには1軒のコインランドリーがあるのだが、名前が「インコ・ランドリー」なのだ。 おそらくオーナーは、「コイン」と「インコ」が同じ音からで…
千葉県を襲った台風15号の被害の大きさには唖然とする。台風に襲われた頃はまだ暑かったし、その後、なぜか強い雨が降ること(泣きっ面に蜂)もしばしばで、被害者の方々は大変だろうなぁ、と思いながらニュースを見ている。関東地方に上陸する台風として…
昨日は組合主催の「秋の教育講座」で、仙台に行っていた。この手の自主研修会(組合では教育研究集会、略して教研集会と言う)が近年甚だ低調であることに対する危機感については、毎年のように書いている(→例えば)。昨日も同様。回復の兆しは一切なく、折…
田口三郎著『蔵王登山案内』(山形山岳研究会、1919年=大正8年6月)より 第3篇「蔵王火山彙」第3章「大正7年の御釜火口湖の活動」 (前半略)△御釜の減水混濁(前半略)御釜の活動増進して瓦斯・蒸気を放散すると共に、他方新関等に於て温泉活動力…
(平居注:「浴法」「地理」「位置」省略) 「気候」土地高峻、境区幽僻なるが故に、夏季は大気清涼にして、三伏酷烈の時すら朝暮は70度に騰ることなく、日中と雖も尚ほ85度に過ぎず。故に、この地夏夕蚊帳を用ひるの煩ひなし。積雪は最深2尺に及び、毎…
7月に「幻の新関温泉」という記事を4回連載した。新関(にいぜき)温泉とは、明治から大正にかけてわずか10年ほどだけ宮城県側の蔵王に存在した、正に「幻」の温泉である。とは言え、実は私が書いた部分というのはごくわずかで、仙台一高山の会の志鎌良…
(9月18日付け「学年だより№19」より) もはや1週間あまり前の話となるが、暑い暑い先週の日曜日(丸森で33.7℃!)、我が子と一緒に、JAXA(宇宙航空研究開発機構という国立の研究所)角田宇宙センターの一般公開というのに行った。日本が飛ばすロ…
京都アニメーションという会社が放火され、35人もの方が亡くなった。遺族の中には公表を望んでいなかった方も多く、亡くなった方の全ての実名が公表されたのが8月2日、すなわち事件の40日後になったということで、公表の是非や時期について議論が尾を…
9月11日(水)に日刊スポーツのネット配信記事で知った話だが、中日のドラフト1位新人・根尾昂選手ほか1名が、信号機のある横断歩道を渡らず、離れた地点の道路を渡り、それを目撃した市民から球団に連絡があったため、球団が所轄警察署にも届けた上で…
昨日は、仙台フィルの第330回定期演奏会に行った。指揮者はなんとバッハ・コレギウム・ジャパンの総帥である鈴木雅明氏。昨年9月の定期演奏会は、そのご子息・鈴木優人氏が指揮者だったから(→その時の感想)、仙台フィルも面白いことをするものだ。曲目…
(9月11日付「学年だより№18」より) 月曜日は痛い休校だった。私達教員も人間。授業がなくて楽ができるのは嬉しい、という気持ちがないわけではないが、さすがに、夏休み明け、第2回考査まで19日しかない授業日数が更に1日減るのは、進度との関係…
昨日の新聞(朝日・毎日)で、今月1日にラドミル・エリシュカが亡くなったことを知った。88歳。チェコの指揮者で、日本との関係では札幌交響楽団名誉指揮者。この人については、昨年の春に一文を書いたことがある(→こちら)。いま、何かを付け加えること…
8月28日の朝日新聞で、野坂操寿(恵子)氏の訃報を見つけた(他紙は翌日)。81歳。箏の演奏家である。私にとっては、伊福部昭の音楽の独奏者として有名。 木部与巴仁(きべ よはに)も『伊福部昭の音楽史』(春秋社、2014年)において、「1990…
土曜日が文化祭だった関係で、今日はお休み。 昨日(日曜)、朝から娘と映画「ひろしま」を見た。8月17日にEテレで放映された104分の映画で、見逃していた私に、同僚がDVDの形で貸してくれたものである。 私はこんな映画の存在を知らなかったのだ…
先週の金曜日、毎日新聞で、自民党の石場茂氏が日韓問題について、自身のブログに「我が国が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが多くの問題の根底にあり、様々な形で表面化している」と書いたことが話題になっていた。記事を書いた与良正…