2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

NHKのファインプレー・・・マタチッチのブル8

11月来、ちびちびと書き続けてきた論文を、先週の半ばに提出した。査読で何を言われるかは知らないが、とりあえず爽快感がある。3年生が最後の考査期間に入り、授業がないということも手伝って、なんとなく気分的にのんびりだ。 というわけで、その後、わ…

日和見主義への期待

もう2年近くにわたって、お互いの家族も含めて会っていないが、「非常に親しい」と言ってよいレベルの知人がコロナウイルスに感染した。風邪のような症状で37℃台半ばの熱が出たため、検査を受けたところ、一昨日「陽性」との判定が下ったそうだ。ホテルへ…

石油も同じこと

先週土曜日の昼下がり、ガソリンスタンドに行った。通常は最もすいている時間帯である。ところが、6台ある給油機のそれぞれに3台ずつくらい車が並んでいる。こんな光景は初めて見た、と言ってよいほどだ。 海の波にも、様々な波の重なり合いの偶然によって…

弊害が大きすぎる

オミクロン株による第6波というのが急激に盛り上がっている。感染者は連日の7万人超え。宮城県(人口約220万人)でも500人に手が届こうかという勢いだ。「これは大変!!」などとは全然思わない。何しろ、重症化率、死亡率はお話にならないくらい低…

津波注意報とJR

トンガで大規模な海底火山の噴火があった。現地の人たちが無事かどうか、という心配とは全く別に、単なる自然現象としてだけ見ると、非常に面白いイベントであった。人工衛星から撮ったという噴火の瞬間、衝撃波が同心円状に広がってゆく。この影響による気…

「高校生活最後の」

(1月21日付け「学年主任だより№32」より②) 【楽しく終わった学年レク】 「謎解きゲーム」という案が出てきた時、私はそれを全くイメージすることができなかった。説明を聞いても、そんなこと上手くいくのかなぁ・・・?という疑問というか、心配ばか…

今年の年賀状から・・・

(1月21日付け「学年主任だより№32」より①) 量はたいしたことないが、例年になく雪の降る日が多いような気がする。気温も低く、「換気しろ~~」が恨めしい(だろ?)。 石巻在住の私は、毎朝6:15に家を出るのだが、最近ずいぶん明るくなってきた…

JAZZの魅力(2)

二つ目は「KING SIZE!」(1958年)。 演奏しているのは、アンドレ・プレヴィンとレッド・ミッチェル、フランキー・キャップの3人。プレヴィンはドイツ出身のアメリカ人で、言わずと知れた大指揮者。作曲家でもある(バーンスタインと同じだ)…

JAZZの魅力(1)

記憶が定かでない点も多いのだが、11月だったか12月だったか、Eテレの番組で、ジャズピアニストのビル・エバンスを取り上げていた。レギュラー司会者の清塚信也とゲストの小曽根真が、ビル・エバンスの音楽がいかに美しく、魅力的かということを時折ピ…

所謂「震災もの」について

昨日は、ラ・ストラーダの映画会に行った。近年、「選べる」ということが、絶対善の価値であるかのように言われるが、私はあまりそうは思っていない。世の中には選べない方がいいことだってたくさんある。例えばこの映画会。面白そうだなと思う会だけ行って…

「駅」という場所

年末、和歌山に行った時、新宮駅で仙台までの自由席特急券を買おうと思ったら、「窓口業務はやっていない。自動券売機で買ってくれ」と言われた。名古屋までの1枚の特急券ならいいが、3列車乗り継ぎの特急券を券売機で買うのは面倒だ、そもそもできない可…

「楽」や「便利」と引き替えに

(1月11日「学年主任だより№31」より①) *ブログの読者の方には、1月4日の記事と内容が重なっていてごめんなさい。 卒業を迎える諸君にとって特に重要な意味を持つ新しい年が始まった。冬休み中、事故の連絡等は受けていないので、充実した楽しい冬…

紀伊半島と熊野三山

翌日の午前中は潮岬と紀伊大島を回った。本州最南端である。トルコの軍艦エルトゥールル号が遭難した場所としても、なぜかかなり前から私の中では有名な場所だった。潮岬の周りには岩礁帯が広がっているのだが、心細げな岩場に多くの釣り人がいた。そう言え…

御坊・パンダ・串本

28日に和歌山で行きたい場所がなくなったため、半日をどこで使おうかという話になった。 私としては、御坊の紀州鉄道だけは乗りに行きたいと思っていた。これは、全国で一番路線の短い私鉄である。その営業距離は、なんと2.7㎞。JR御坊駅から西御坊ま…

和歌山電鐵

最初に書いたとおり、高野山を早く下りたおかげで、和歌山で時間が出来た。一応「乗り鉄」の私は、元々、和歌山電鉄(正式には和歌山電鐵)に乗りたいと思っていて、どうやって時間を工面するかに頭を悩ませていたのだが、この日の明るい時間のうちに「乗り…

雪の高野山

高級宿坊にぶつぶつ言いながら、すったもんだの末、民宿を見つけて予約をした。安いビジネスホテルの料金で、新しくおしゃれなペンション風。暖房がエアコンだけの上、天井が高いのでなかなか部屋が暖まらないのが玉に瑕だったが、オーナーの人柄もあって、…

俗なる高野山

高野山=空海(弘法大師)=真言宗=金剛峯寺、という程度の知識は、中学か高校の頃から持っていた。司馬遼太郎『空海の風景』も、20年以上前に読んだことがあった。しかし、イメージとしては比叡山同様、山の中にお寺があるというだけだった。そのイメー…

奈良の諸仏と寺院

古典の授業の時に、阿呆のひとつ覚えのように「いいものしか古くなれない」「なぜこの作品は古典になることが出来たのか考えよ」と繰り返している私は、古いものに対して並々ならぬ畏敬と愛着とを持っている。 日本には現在、奈良時代以前に作られた建物が2…

年末の奈良・和歌山(まだ前書き)

私が行ったことのない場所で、家族と行ってもいいかなと思っていた場所は2箇所あった。ひとつは島根県(出雲大社、松江城)、もうひとつは和歌山県(高野山、熊野大社)であった。さほど説明もせず、家族に言ったら、和歌山がいいという話になった。冬の日…

謹賀新年 2022年元旦

お元気で、よい新年をお迎えのことと存じます。 おかげさまで、我が家も一同元気に過ごしております。 持ち上がりの3学年主任として、「さあ集大成の年!」とは思ったものの、自分の子でも思い通りには育たないのに、他人の子が思い通りに育つわけはありま…