2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

資格不要?・・・それもまた真実

(2月28日学級通信より) 宮城丸が出港して、明日で2週間になる。気付いているかも知れないが、事務室前には宮城丸情報用の黒板があって、現在地や航海の様子を知ることが出来る。メールで送られて来る写真も貼りだしてあるので、それらを見ているだけで…

秋保が「なんばグランド花月」に!・・・小野田正利氏の講演

先週末の2日間は、秋保の某ホテルで、教職員組合の勉強会に出席していた(一応、私が形ばかりの実行委員長)。開会行事に続いて行われた記念講演にご登場いただいたのは、大阪大学大学院教授、「モンスターペアレント問題の第一人者」という触れ込みの小野…

新しい考古学・・・小林義武氏の死に際して

昨日の新聞各紙には、音楽分野における重要人物2名の訃報を載せていた。一人は、NHK交響楽団桂冠指揮者のウォルフガング・サバリッシュ(89歳)であり、もう一人は世界的に著名なバッハ研究者の小林義武氏(70歳)である。 サバリッシュは、N響でお…

COSECHA・・・ワインはチリ!

昨日ワインについて書いたついでに、もうひとつ触れておこう。 私が、初めてワインというのが美味いものだと気づいたのは、1988年に南米・チリを旅行していた時である。一番北の端、アリカという町で日本人旅行者からチリワインがいかに美味いかを聞かさ…

「1959国宴」または「葡萄酒」と「ワイン」

先週の土曜日の午後、友人宅に家族で遊びに行った。車で30分あまりかかる所だし、夕食くらいはご馳走になっても、酒は呑むまいと思いつつ、車のトランクには何本かの酒が入っていた。日が暮れてくると、イベリコ豚のいい生ハムがあるぞ、とか、もらったば…

あふれるゴミ箱

(2月19日付学級通信より・承前) 【身近なことから始めよう、が試される時】 最近、教室のゴミ箱が常にあふれていて、教室掃除当番が苦労している。原因ははっきりしている。生協による飲食物販売で、パンやおにぎりだけでなく、弁当を売るからである。…

本物の新聞を手に取る

(2月19日付学級通信より) ようやく、本当にようやく、修理を終えた「宮城丸」が先週土曜日の朝に出港した。残念ながら、日程上の都合で漁業実習はナシ、目的地もハワイではなく沖縄だそうだが、それでも岸壁でじっとしているよりは、よほどいいだろう。…

ロゴセラピーによせて(2)

小林秀雄と出会って以後、私自身の興味関心は、歴史や政治といった事実に即した何かよりも、それについての思想を生み出す根源(衝動)のような部分(自我・主体性)に向かうことになった。ある人物が何を生み出したかよりも、どのように生み出したかの方に…

ロゴセラピーによせて(1)

あまりにも目先の利益に振り回されて自縄自縛に陥っている社会への反動として、年々「役に立つ」ことに積極的に背を向ける傾向の強まっている私だが、正月休み、宴会の続く隙間を狙って、「教育者としての資質の向上」のために(笑)、「ロゴセラピー」なる…

大器晩成・・・ブルックナーにおける様式の確立

昨日の午後は、NIEの会議と学習会のため、仙台市の河北新報本社へ行った。これについては特筆すべきことがない。ただ、この会議があったおかげで、仙台フィルの定期演奏会に行けた。 小泉和裕指揮によるブラームスのピアノ協奏曲第1番(独奏:マルクス・…

体罰はやっぱり必要・・・だよね?

(2月14日付学級通信より) バレンタインデーに先立つ3連休の中日、10日の夕方、我が家で「お見合い」というイベントを催した。やって来たのは、私と妻の若い知人である。結果としてうまくいったのかどうかは分からないが、恋が始まるかも知れないとい…

チケットの値段または神のモーツアルト

3連休の最終日は、県民会館で行われた佐渡裕指揮、東京シティフィルの演奏会に行った。なにしろ今をときめく佐渡裕である。恐るべし、最も販売枚数が多いS席のチケットは11000円!。日本のオケ、日本人指揮者の演奏会としては破格であろう。しかも、…

久しぶりで写真を撮った・・・我が家からの風景

今日は、珍しく何というほどの予定もない本物の休日であった。風が強く気温は低かったが、天気は良く、ストーブを消しても部屋の中が17度まで上がった。 約1年ぶりで庭から南浜町の写真を撮った。震災後、半年に一度ずつ定点観測をしようと思っていたのだ…

東亜同文書院について(2)

東亜同文書院について、多く語られるのは、自由な学校だったということである。例えば、日本国内の学校では必須となっていた軍事教練がこの学校では行われず、マルクスやプハーリンの著書も自由に読むことが出来た。校内で組織された左翼文献の読書会である…

東亜同文書院について(1)

1月27日の『産経新聞』に、「旧制高校寮歌物語」という連載の第25回として、「受け継がれた『夢と情熱』」と題し、東亜同文書院が取り上げられていた。その記事の中で、「東亜同文書院大学」という名前が使われていることにひどく違和感を持った。中国…

地球外の生命を探す

(2月6日付学級通信より) 表にはここに取り上げるに値する記事がない。 (裏面:1月30日付『河北新報』より、「地球外生命痕跡探せ〜ハワイに超大型望遠鏡」 平居コメント:私が高校時代、世界最大の望遠鏡は口径5メートルだった。また、当時は、地球…

改めて「過去に学ぶ」・・・山岡ミチコさんの死に寄せて

今日の新聞各紙は、広島の語り部・山岡ミチコ(私は「美智子」が本名だと思っていた)さんの死を報じた。82歳だった。 私が山岡さんにお会いしたのは、1993年11月21日に修学旅行引率で広島を訪れた時のことだ。午前は語り部の方のお話を聞き、午後…

投票資格試験でもしたら?・・・新聞購読者の投票率から

1月24日の『毎日新聞』に、小さな小さなある記事が載った。新聞に直接関係する記事だし、他の新聞社も関わっているようなので、『毎日』だけの訳がないと思ったが、他紙では見つけられなかった。面白い記事だと思う。 その記事の見出しは、「新聞読者の9…