2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読売からスイス大使!!

今朝の毎日新聞で、読売新聞グループの会長がスイス大使に起用されることが決まった、ということを知った。これは、私にとって驚きである。マスメディア、特に新聞やテレビというのは、権力を監視し、健全な民主主義を機能させることを本分としている、と思…

高校野球とスマホ

プロ野球はペナントレース終盤。高校野球は、甲子園大会が終わったと思ったら、もうU-18の世界大会をやっている。すぐに気になるのは、彼らの授業ってどうなっているんだろう?ということだ。 そもそも、少なくとも日本では夏休みが終わる(東北・北海道…

焼き直し「戦争の教訓」

(2019年8月27日「学年だより№16」より) 前回裏面で少し触れた通り、8月は2回の原爆忌、終戦記念日がある「歴史」学習月間とも言うべき月である。新聞でもテレビでも多くの特集が組まれる。東日本大震災の被災地では、よく「津波の教訓」という…

焼き直し「南アルプス」

元々このブログは、タイトルとなっている「月曜プリント」(という名称、正式には存在しないのだけれど・・・)を公開するために立ち上げたものであった(→いきさつ)。ところが、その後、「月曜プリント」が発行されていなかった時期があった(長かった)もの…

娘と原爆の是非を考える(2)

私は娘の混乱と沈黙を、ある種の痛快感をもってしばらく眺め、娘が答えを出せないのを確かめた上で話を続けた。 「アメリカが日本に原爆を落とすというのはそういうことなんだよ。アメリカはAを助けようとしたんだ。ある意味で当たり前だろ?敵の10万人の…

娘と原爆の是非を考える(1)

昨晩は町内会の夏祭り(盆踊り)であった。なにしろ、近所付き合いというものがほとんどない、まるで大都市のマンションのような地域である。ご近所さんと路上ですれ違う以上の付き合いをすることは、ほとんど年に1度、この時しかない。貴重な場である。し…

ようやく飛行機利用が問題に・・・

昨晩の天気予報で、今日の仙台の予想最高気温は30度(真夏日)だが、湿度が40%台の前半まで下がる、と報じられていた。残念ながら、朝起きてみると湿度が下がったような気は全然しない。何より、我が家から見える太平洋が、ボーッと白っぽくかすんでい…

読売と朝日・・・愛知の問題をめぐって

塩釜高校は今日から新学期。お盆前後、宮城県としては珍しいほどの厳しい暑さ(気温よりも湿度!)が続いていたが、幸い、昨日からひどく涼しい。もっとも、空気は相変わらずねっとりとしていて決して快適とは言えないし、夏休みが明けた瞬間に暑さがぶり返…

暮らしの中の栄養学・・・ラボ第19回

一昨日は、ラボ・トーク・セッションの第19回であった。この極めて個人的でささやかで、それでいて話者・聴者ともに質だけは高いと自負する(笑)イベントも、ふと気が付けば、ほぼ2ヶ月に1度のペースで丸3年を経過し、今回から4年目に入った。すごい…

戦争の教訓(教訓は普遍化されなければならない)

戦争の反省は戦争にだけ生かされるべきものでもない。なぜなら、全ての行為は、等しく「人間」から生まれるのであり、すると当然、「人間」の性質を反映するからである。 私は被災地に非常に冷たい被災地の住人である。そんな私が最も冷たい目を向けているの…

戦争の教訓(戦争は現代の十字架である)

今までにも何度か書いていることだが、私は何かにつけて『聖書』を手に取る(→参考記事「十字架につけよ」、「誓ってはならない」、「永遠の命を得るための方法」)。特に福音書に簡潔に描かれた人間の姿は、愚かで哀しくはあるが、あまりにも普遍的な真実(…

戦争の教訓(浅はかな民意が軍と政府を支えた)

昨日は終戦記念日であった。実家に戻っていたので、今日になってしまったが、いろいろと気になることがあるので、少し長い一文(になるだろう)を書こうと思う。 戦後74年を経て、記憶の風化、継承の困難ということがよく言われる。近年、おそらく、あらゆ…

「全車指定席」考(補)

昨日の「全車指定席」問題について補足しておく。 7月28日、石巻地方では、夜中に大雨が降った。「大雨」と言うよりは「強雨」と言った方が正しいかも知れない。強くはあったが短時間だったので、それが私の出発に影響するとは考えもしなかった。 私が駅…

「全車指定席」考

先日南アルプスに入るにあたって、登山口とした広河原というのは、甲府駅からバスで約2時間の所である。山梨には、昨年の秋にもちょっとした事情があって行った(→その時の記事)。その時は、八王子から石和(いさわ)温泉駅まで、「かいじ」という中央本線…

苦闘、南アルプス(6)

【地図】 私は何事においても原理主義、「基本こそ全て」の人間である。山に何を持って行くかについてもその通りだ。地図とコンパスを持たずに山に入るなんて、絶対にありえない。 もちろん、今回も地図を持参はしたのだが、なんとアルパインガイドに付いて…

苦闘、南アルプス(5)

【山の時間】 本当に天候に恵まれた今回、それでも(2)に書いたとおり、夜は4回雨に降られた。そのうち1回はごく軽微だったが、3回はバケツをひっくり返したような土砂降りだった。強運のおかげで、3回のうち、本当に悲惨な思いをしたのは北岳山荘での…

苦闘、南アルプス(4)

【混雑】 南アルプスの最奥部なら、ハイシーズンでも登山者は多くない、という友人の言葉を信じて行ったわけだが、果たして、その点についてはどうだっただろうか? 私が行った7月28日から8月3日が、そもそもまだハイシーズンではないと思われるので、…

苦闘、南アルプス(3)

これ以降は、幾つかのテーマに絞って、感想を箇条書き風に書いておくことにする。 【素晴らしかった山】 同じ赤石山脈中の山とは言え、形状も異なり、それぞれ独自の雰囲気というものがあって面白いものだ。私が最も魅力的だと感じたのは荒川岳、次が北岳、…

苦闘、南アルプス(2)

「梅雨明け10日」に南アルプスに行くぞ、と言ってみたところで、それが一体いつなのかというのは自然の気まぐれであって、私の都合とは関係がない。おそらくここだ、と思った7月末の週(7月28日~)が、本当に「梅雨明け10日」になるかどうかは保証…

苦闘、南アルプス(1)

1週間更新をしなかった。早々と夏休みを取り、単独で南アルプスに行っていたのである。昨日午前ようやく下山して、深夜に帰宅。 今年は1学年の担当である(=進路に関するドタバタがない)。部活は山岳部が廃止となり、ボランティア部(正式名称:インター…