2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

加害者は誰だ?

南極のお話は一度中断。 TOKIOメンバーによる強制わいせつ事件、財務事務次官のセクハラ事件で、被害者を非難する人がいるらしい。それを「ハニトラ説」と言うというのを、私は今日の毎日新聞で知った。「ハニトラ」とは「ハニー・トラップ」、つまり、…

遠い南極(4)

私が自ら県に行って交渉したいと言い、校長がそれを了承した時、校長は、「だけど話聞いてもらえるかどうかは分からないよ」と言い添えた。私もそんな気がした。電話をしても、「その件についてはもう校長先生にお話ししてありますから・・・」と言われる可…

遠い南極(3)

まずは家族の同意である。これはあまり問題にならない。我が家はみんな自主自立。両親がいない夜でも、子どもたちは自分たちで食べて寝られるようにしてあるし、自分に行動制限がかかると嫌だということもあって、妻の外出・外泊もよほど特別な事情がなけれ…

遠い南極(2)

そんな私にとって、突然、南極が現実的な「夢」となったのが、2008年に募集が始まった教員派遣枠の設定だった。私は、最初期の段階でその企画に気づいた。しかし、当時は父が介護を必要とした上、下の子どもが生まれたばかりで、半年近くも家を留守にす…

遠い南極(1)・・・教員派遣プログラム応募の記

昨日書いた南極への「教員派遣枠」とは、正式には「教員南極派遣プログラム」と言う。2009年に砕氷艦しらせが新しくなった時、定員が10人増えた。この10人という貴重な枠を誰に割り振るかということが検討された際、学校の先生を南極に連れて行こう…

今年も南極から!

4月の13日だっただろうか。1枚の葉書が届いた。第58次南極越冬隊に参加していたDr,大江からである。この方から昨年もらった「昭和基地」消印の年賀状については、その時書いた(→こちら)。 今年の消印は「しらせ船内」、言わずと知れた砕氷艦であ…

左藤さんの文章

左藤さんのコップを買った時、「沖縄/ガラス/私」と題した小さな小さな冊子をもらった。約8cm四方で20ページの手作り冊子である。左藤さんはなかなかよい文章を書く方で、『はじまりのコップ』にも左藤さん自身の文章がたくさん引用されているのだが…

左藤さんの文鎮

カンケイマルラボというお店(「ラボ・トーク」の会場)で、今、ガラス作家・左藤玲朗さんの個展をやっている(明日で終了)。2年前に、この店とこの方については少し書いた(→こちら)。 その時買った広口のコップがたいそう気に入ったので、次に左藤さん…

図々しいぞ、朝鮮半島非核化

米山隆一・新潟県知事が、女性問題を理由として辞任に追い込まれた。自民党はさぞかし喜んでいるだろう。原発再稼働へ向けて動きやすくなった上、自民党の様々な不祥事から国民の目をそらさせることも出来るからである。 確かに、買春はほめられたものではな…

さすがにもう無理!・・・行政の崩壊とシリア攻撃

自衛隊の日報であれ、森友学園、加計学園関係の文書類であれ、信じがたいものが後から後から発見されている。私は以前、二つの学園と首相との関係について、いくら深く結びついていても、首相を「黒」とするだけの証拠は見つからないだろう、というようなこ…

平居家花見2018

昨日は、曇りのち雨、春の嵐到来、という予報だったのに、起きてみれば無風快晴。午後の大イベント「平居家花見」(→昨年の記事)に備えて部屋の片付けを始めたら、電話の呼び出し音が鳴った。今日の花見に行けるとか行けないとかの連絡だろう、と思いながら…

塩釜神社の桜

石巻も塩釜も桜が満開。桜の花期は短いけれど、昨夕来、気温が低めということもあって、意外に粘って今週末も満開状態は維持されそうだ。我が家のお花見もいよいよ明日。今年も本物の「お花見」が出来る模様。 昨日は、卒業アルバム用の写真撮影ということで…

急激な変化は「吉」と出るか?・・・部活動ガイドライン(2)

何度も言うようだが、私は元々部活動に冷たい人間である。だが、今回のように力づくで活動時間が制限されるとなると、そのことに対する違和感は非常に強い。何事にも正負の両面があるものだが、こんなに急に変化を求めれば、大きなマイナスが発生するのでは…

急激な変化は「吉」と出るか?・・・部活動ガイドライン(1)

今年3月に宮城県教育委員会は「部活動での指導ガイドライン及び部活動指導の手引き」(以下【確定版】)という文書を出し、それが今月5日の職員会議で紹介された。休養日の設定、活動時間の制限ということが非常に大きく詳細に取り上げられている。その後…

冷や汗の流れたラボ第11回・・・中国“曲芸”の世界

恒例「平居家花見」という大イベント(?)は今週末である。寒かった2月の末くらいに、過去数年の開催日を参考にしながら決めてアナウンスを始めた。ところが、3月半ば以来、むやみに温かいものだから、我が家の桜も4月4日に開花、今日で五分咲きくらい…

任光「彩雲追月」または「南の花嫁さん」(2)

任光は1900年11月9日に浙江省の越劇の故郷・嵊県の石工の家に生まれた。小学校の頃から、越劇に触れることで音楽的才能を表すようになり、笛やラッパ類の演奏技術を身に付けた。1917年、中学校を卒業すると上海のミッション系大学・震旦大学に進…

任光「彩雲追月」または「南の花嫁さん」(1)

異動の季節である。先月末(30日)、我が塩釜高校でも送別会というものが開かれた。会が始まって早々、K先生が余興としてギターを弾きながら歌を唱った。「南の花嫁さん」という曲である。ご丁寧に歌詞カードが配られたのだが、それを見て私はびっくり仰…

「土俵から下りろ」・・・もうひとつの問題

京都府内で大相撲の巡業が行われた際、土俵上で倒れた市長の所に救命のために女性が駆けつけたが、女性は土俵から下りろという場内アナウンスが流れた、というのが大きな問題になっている。救命と伝統とどちらが大事なのか?!といった批判がずいぶんたくさ…

阪急電車も「日本」

私が関西で遊んでいた3月26〜27日、我が家の子どもたち(中1と小3)が2人で東京に行った。彼らの叔母、私の妹が「2人だけで遊びに来てみない?」と誘ってくれたのだ。 石巻駅まで妻が送り、その後は2人だ。妹に新幹線の席番が伝えてあって、東京駅…

月面の懐中電灯・・・晝間輝夫氏を悼む

今朝、新聞を開いたら、晝間輝夫氏の訃報が目に入った。どうも最近は訃報に触れることが多い。いや、触れたくなるような訃報が多い。 先日のエル・システマと同じく、知る人ぞ知る超有名企業「浜松ホトニクス」の創業者である。朝日新聞は1段全てに近い大き…

春の醍醐寺

週末、本当は生徒3人を連れて山へ行く予定だったのだが、体調不良者が1人出たところ、他の2人はそれだけで山行そのものの中止を決めてしまった。これは決して昨今蔓延する過剰な「安全第一主義」の結果ではない。まったくただの軟弱である。水仙がちらほ…