2021-01-01から1年間の記事一覧

年末の奈良・和歌山

24日以来お休みしていた。冬休みに入って少しは暇なはずなのに・・・?実は、25日から今日まで、コロナの谷間を狙って奈良・和歌山に行っていたのである。 これまで2~3年おきに、年間で唯一箇所、家族が一緒に休みを取れる年末に旅行をしていた。あく…

学ぶのは「学び方」

(12月23日付け「学年主任だより№30」より②) 【学ぶのは「学び方」】 通知票については、既に渡したとおり。お上の方針に従って平常成績の割合が増えたことにより、課題類をしっかり出していないと、ペーパーテストからは想像がしにくいほど低い点数…

「根性」は死語?

(12月23日「学年主任だより№30」より①) 早いもので、明日で今年の学校生活もおしまい、既に「生徒指導だより(冬季休業に向けて)」も配られたが、「進路決まったし・・・」とか、「後は卒業するだけ」とか言って浮かれていないで、事故無く、自分を…

他人のお金

先週の水曜日、「森友学園」を巡る財務省の決算文書改ざん問題で、国が突然、赤木俊夫さんの妻の訴えを認め、請求通りの賠償金1億7千万円を支払うと言いだした。「認諾」という手続きらしい。その日のうちに、財務大臣が、「公務に起因する心理的、肉体的…

還暦の小曽根真

朝起きてカーテンを開けたら、外は雪景色だった。今日は寒くなるぞとは聞いていたが、まさか積雪があるとは思わなかった。雲が多く、雪がまだちらついてはいるものの、陽が射していてとてもきれい。積雪とは言っても、1㎝くらい。かろうじて白くなっている…

生き生きと働くために・・・社会保険労務士講話

(12月16日付け「学年主任だより№29」より②) 【教養講座:生き生きと仕事をするために・・・】 諸君の聞く態度は良好。終了後に書いてもらったアンケート+感想によれば、進学予定者も専修学校や大学卒業後を見据え、「自分事」化しながら聞いていた…

日和山の鳥居

今週の日曜日、例によって牧山に走りに行き、例によって帰りに日和山に寄り道したら、いつになく多くの人が、神社の方からぞろぞろと歩いてくる。はっぴを着た人も多い。何があったのかな?と思って見ると、鳥居の落成式が行われたらしい。ちょうど式が終わ…

環境についての正直な議論

先週の金曜日、「文春オンライン」にアップされたトヨタ自動車社長・豊田章男氏のインタビュー記事を、とても興味深く読んだ。 氏はそこで、トヨタが生産する全車をEV(電気自動車)化しない理由を語っている。それは次の3点だ。1)EVに必要な蓄電池を…

メルケルの退任

ドイツで16年にわたって首相を務めたアンゲラ・メルケル氏が退任式を行ったということは、既に何日か前に聞いていた。今日の毎日新聞には、そのメルケル氏が自伝を執筆しようとしていることについての記事が出た。ドイツの雑誌『シュピーゲル』に基づく記…

80回目の開戦記念日に

(12月8日「学年主任だより№28」より) 今日は日米開戦記念日。しかも、今年は80年目の記念の年だ。80年前の今日、日本軍がマレー半島に上陸し、ハワイの真珠湾を奇襲攻撃することで、太平洋戦争は始まった。 8月15日の終戦記念日に比べるとやや…

次世代の危機感

(11月30日「学年主任だより№27」より)*なんだか過去の記事との重複部分が多すぎて、ここに公表するのが申し訳ないような内容なのだが、一応何かのために載せておこう。 もはや先々々週となる13日(土)、COP26(国連気候変動枠組み条約第2…

冬が来る・・・ヤクルト優勝おめでとう!

今日は最高のジョギング日和。朝から1週間分の買い出しを済ませると、例によって牧山に走りに行った。珍しく、大門崎からの尾根道で4人の人に会った。色づいた葉はほとんど落ちてしまったが、まだまだ秋の風情は濃い。零羊崎神社のところから見た渡波町や…

美しいフライパン

日曜日、石巻市内のカンケイマルラボで開かれていた中村智美さんの個展に行き、直径25センチのフライパンを買ってしまった。「~てしまった」と書いたのは、それなりにいい値段で、私としては勇気のいる買い物だったからである。 ラボからは、誰かの個展を…

備蓄石油の放出など

石油の値段がじりじりと上がっているという話は、もうこの2ヶ月くらい頻繁に耳にする。ついに政府は、備蓄石油の放出を決めたらしい。 何かが決まるたびに、ああ、なぜこうも間違ったことばかりが行われるのだろうと、ため息をつく。そう言えば、つい先日は…

環境問題の議論をするために

先々週の土曜日、COP26が閉会した。本来は金曜日閉会の予定であったが、石炭火力発電所をどうするかなどの文言調整が難航した結果、1日延長となった。世界120ヶ国から非常に高い地位にある人を含めて、25000人以上が集まった巨大会議である。…

やっぱり「英雄」!

毎日、本当に気持ちのよい秋晴れが続いている。天気予報を見ながら、日本海側に曇りや雨のマーク、太平洋側に晴れマークがずらり並ぶのを見ると、冬の到来を実感する。申し訳ないけど、やはり太平洋側はいい。昨晩の月食も美しかった。 こんな日は「さあ、牧…

「上り」と「下り」

以前から少し不思議に思っていたことがあって、その理屈が最近少し分かったような気になってきたので書いておこうと思う。 不思議に思っていたこととは、私が日頃利用しているJR仙石線の列車交換についてだ。仙石線は、東塩釜~石巻間が単線である。快速列…

制服の葛藤

(11月16日「学年主任だより№26」より②) 【意見・質問にも答えます・・・続・学年集会大復習】 予告通り、復習のために諸君の作文から一部を紹介しておこう。 「最近、3年生全体で緩んでいるのは自分自身も分かっていたから、こういう集会を開くのは…

突き抜けたところ

(11月16日「学年主任だより№26」より①) 毎週末、土曜日か日曜日のどちらか、天気さえ良ければ、牧山という山に走りに行く。我が家から北上川を渡って尾根の先端部まで20分。そこから、よく整備された気持ちのいい山道を、傾斜に応じて走ったり歩い…

日本シリーズの夢・希望

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)で、両リーグの優勝チームであるヤクルトとオリックスが共に勝って、日本シリーズ進出が決まった。たかが野球と思いつつ、私はほっとした。私はそれらのチームに何の思い入れもないのだが、リーグ優勝したチームが…

「もう57日しか」か「まだ57日も」か?

(11月11日付け「学年主任だより№25」より) 衆議院議員選挙の結果を受けて、一昨日から臨時国会が始まった。そんなニュースを見ていると、衆議院議員選挙がずいぶん昔のことに思われてくるが、まだ先週の話である。 そういえば、先週の月曜日、授業に…

生徒会って何だろう?

(11月5日「学年主任だより№24」より②) 【生徒会って何だろう?・・・後期生徒総会を見て】 後期生徒総会が終わった。諸君全員が生徒会の会員であることは、卒業式当日まで変わらない。しかし、委員会の仕事は一部残るものの、執行部を始め、多くの分…

入賞率0.1%未満の価値

(11月5日「学年主任だより№24」より①) 早いもので11月。塩釜神社の紅葉も佳境に入り、今週からは「菊祭り」も始まった。秋の深まりがひしひしと感じられる今日この頃。 さて、今日は塩釜高校の開校記念日である。なぜ、こんな中途半端な時期に開校…

方言の消滅

最近、古典の授業で定番『源氏物語』の「小柴垣のもとで」(若紫の巻)を読んでいる。中に、「髪ゆるるかにいと長く、めやすき人なめり」という一節がある。小柴垣の隙間から家の中をのぞき見する光源氏が、そこにいる1人の女房を評する場面だ。 「めやすし…

少しの希望と膨大な憂鬱

相変わらず、毎週、仙台市郊外に住む母の生活支援に通っている。先週の土曜日に行った時、「選挙どないする?行くんやったら、明日来られへんから、今日期日前投票に連れて行ったるで」(私も関西弁)と言ったところ、「行く、行く。私なんか死ぬの待っとる…

将棋、おもしろい!

藤井聡太三冠が、竜王戦第3戦で藤島竜王を破り、竜王奪取に王手をかけたというニュースが流れている。「強すぎる!」と驚くのだが、あくまでも結果に基づいて「なんとなく」強いと思うだけだ。実際、藤井三冠がどれくらい強いのか、彼のどの手がどういう意…

弱者に冷たい道路

1ヶ月くらい前からで2回、新聞(2回とも河北だったか、河北と毎日だったか失念)で新しい「オービス」のことが取り上げられていた。オービスとは、自動速度取り締まり装置である。今までの測定装置が、ただ速度を測るだけだったのに対し、新しいオービス…

体験者の迫力・・・薬物防止教室感想より

(10月27日「学年主任だより№23」より②) 【体験者の迫力!!・・・保健講話の復習】 (ブログ用解説:今回の講師は薬物等依存症の更生施設「仙台DARC」代表・飯室勉氏。ご自身が薬物中毒で刑務所にも入り、DARCのプログラムで立ち直ったとい…

愛かお金か?

(10月27日「学年主任だより№23」より①) 日曜日の朝、一番に起きた息子が庭を見て「猫かな」と言う。珍しくもなんともない。ただ、その声に誘われて起き出し、庭を見ると、その瞬間、ウッドデッキのところから耳だけ見えていた動物が勢いよく飛び出し…

暇つぶしの餌食

小室さんという民間人と、眞子さんという内親王の結婚が実現した。好きな者同士が結婚するのはいいことである。先日もこの問題については書いたが(→こちら)、皇族であるからと言って、人々が男女の問題に干渉するのはよくない。まして、今回は、民間人が宮…