2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧
(6月27日付学級通信より) 毎日、本当に爽やかな天気が続いている。まるでヨーロッパの夏のようだ。 蛇田方面から農道を来ると、麦が実って黄色に色付いている。今は収穫の真っ盛りだ。そういえば、「麦秋」という言葉もあったな、と思う。季節を表現す…
先週の金曜日に、仙台駅の隣、アエルの28階で行われた「宮城県入試懇談会」というのに出席した。ここで言う「入試」とは高校入試のことで、主催者は全国学習塾協会北東支部である。 以前にも書いたことがあるとおり、私は水産高校の企画情報部という部署に…
名古屋マーラー音楽祭のプログラムを見ていて、ハンス・ロットという作曲家の存在を知った。マーラーの交響曲10曲を演奏するに当たって、いくら大曲ぞろいだとは言っても、1曲だけでは演奏会が成り立たないからと、いわば前座のような形で、マーラー以外…
私が愛聴するCDのひとつに、『パンの笛』(COCQ-83281/2)というものがある。副題に「フルート、その音楽と楽器の400年の旅」とある。私の畏敬する世界的なフルート奏者(フラウト・トラヴェルソ奏者)有田正広氏が、1530年から現在までの13種類…
2日間書いた「臓器移植」の問題は、命という「絶対の価値」についてどう考えるかという問題でもあった。 私の父は、2002年1月23日の夜、脳溢血で倒れた。救急車で、脳外科が有名な仙台市富沢の広南病院に運ばれ、翌日、開頭手術を行って血腫を摘出し…
昨日、臓器移植に触れたついでに、もう一つ書いておこう。 先日、生体臓器移植の「同意」に関わる悩ましい症例を読む機会があった。それはこのようなものである。 「重い病を患った女性は、移植以外に延命の方法がなかった。移植をしなければ、1年以内にほ…
脳死と診断された6歳の子から、臓器提供があり、移植が行われた。私は、技術というのは、生み出されてしまうと、善くても悪くても使わざるを得なくなり、それが幸福と不幸の両方を生み出して、差し引きがプラスかマイナスかは疑わしいと思っている。しかも…
今日は、遠路はるばる宮崎県から、宮崎海洋高校の海洋機関類型ご一行様が船でやって来て、我が宮水のマリンテクノ類型と交流会をしていた。もともと、昨日の予定だったが、海が荒れて、5ノット(時速約9キロ)とかいう極度の減速航行を余儀なくされ、丸1…
一昨日書いたとおり、短歌が、明治以降その定型性を失ってきたのは、朗詠されるものから書かれるものへ、耳で聞くものから目を通して味わうものへと変化したことが大きな理由であると、私は思う。これがいわば結論なのであるが、少し蛇足を付け加えておこう…
短歌における定型性ということを考えた場合、57577という音律を守るということの他に、「句跨り」という問題がある。言うまでもなく、短歌は「首」という単位で数えるが、短歌を構成する57577という音の単位をそれぞれ「句」と呼ぶ。短歌一首は五…
2010年2月17日に、私は高校時代の校長であられた歌人・米口実先生について書いた(→こちら)。当時、私は先生がご存命かどうかも知らなかったのだが、最近になって、米口先生の消息についてコメントを下さった方がいて、先生が90歳でご存命であるこ…
昨日は金星の太陽面通過というイベントがあった。私は、学校で見た。朝はどんよりと曇りで、やがて土砂降り。しかし、何しろ、たった5分の金環日食と違って、6時間である。そのうち晴れるさ、と思っていたら、案の定、雲が切れ始めた。最初は、遮光フィル…
5月18日に書いた「名古屋マーラー音楽祭への高校生ご招待」は、結局、22日までの5日間、河北新報に掲載されたが、31日の締め切り時点で、申し込みが定員の半分にしかならなかった。殺到か閑古鳥かどちらかだと思っていたので、意外の感はあまりない…
昨日の続きのような話。 登山の大会に行くと、暇な時間も結構あるので、旧知の顧問とぐだぐだ話をしている。もともと、山岳部の顧問として知り合ったわけだから、山の話が少なくない。話は、約2ヶ月後となった夏山合宿の話となる。 少なからずショックだっ…
この3日間は、県総体であった。私は、山岳部のない水産高校で、書道愛好会の副顧問という地位にあるのだが、異動して3年目となる今年も登山競技に役員(女子隊係)としてお招きいただき、参加していた。 仙台や石巻にいると信じられないだろうが、山は3日…