2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ものは見てみないと分からない・・・高橋英吉・幸子展

昨日は、朝から、石巻文化センターというところで開かれている「高橋英吉生誕100周年記念 永遠の想い・・・英吉・幸子父娘展」というのを見に行った。元々行こうなどという気はなかったのだが、知人から招待券はもらったし、前日に義母(美術が専門の元小学…

失うものの方が大きい・・・明石事件の強制起訴

先週の火曜日、兵庫県明石市の歩道橋で2001年7月に起きた死亡事故について、当時の明石警察署副署長が、市民からなる検察審査会の決議に基づき強制起訴されたというニュースが流れた。もともと神戸地方検察庁が不起訴処分にしたものを、遺族からの申し…

初演者の地位・・・横山勝也の死に際して

(4月24日 尺八演奏家・横山勝也の訃報) 訃報で「横山勝也」の名前を見つけた時、全く同時に武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」という曲の名前が思い浮かんだ。気になったので、インターネットで「横山勝也」という名前を検索してみたところ、「ノヴ…

桜の花が咲きました

我が家には、南と西に立派なソメイヨシノの木がある(家の敷地の中にあるわけではない)。例年、これが咲くと、水仙と梅と桜が同時満開となり、ウグイスもさえずって、我が家が一年で最も美しい季節となる。 今年はそれがいつになるのかなあ、というのは、我…

沖縄問題、または日本人の質について

昨秋以来、私はずっと「沖縄どうなるのかなあ」と、手に汗握るような気持ちで状況を見てきた。世の中にこれほどの難問があるのか、鳩山首相の言動はその割に軽いなあ、と心配していたのだが、果たして、その通り。明るい展望が見えないままに、リミットの5…

幸せは人それぞれ?・・・堀多恵子の死

(4月18日、各紙に堀多恵子氏の訃報) 小さな訃報である。『風立ちぬ』の作者・堀辰雄の妻が亡くなった。96歳。堀辰雄という作家、或いはその作品自体が、「古典」として生き残れると私は思っていないが、なぜか一時期興味を持ったことがあった。筑摩書…

一高を惜しむ(離任の弁)

今日、辞令交付式(着任式)なるものがあり、私は正式に宮城県水産高等学校の教諭となった。既に一高での生活は過去形となったが、なぜ今年、私が一高を去る決意をしたかということは、「教育」という問題を考えることにもなるので、明らかにしておこうと思…