2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

これが「幸せ」の姿!

先の日曜日、帰宅してテーブルの上にあった新聞の山を見ていたら、その日の『河北新報 第2朝刊(=子供用の新聞)』というものに目が止まった。私もよく知る今春の宮水卒業生・遠藤裕太郎君が取り上げられ、大きな写真が載っているではないか。見出しには、…

通過する新幹線

(11月29日付学級通信より) 先の3連休、私は群馬へ行っていた。24〜25日、ちょっとした仕事で水上(みなかみ)温泉に行く必要があったので、1日早く家を出て、群馬県内の私鉄に乗ったり、近代日本の文化遺産・富岡製糸場を訪ねたりした。晩秋の田…

「文化汚染」こそ問題だ・・・「抜本塞源」の思想を!

組合の全国学習会にもまじめに参加した。宮城の高校からは2名、小中からは12名、そして全国からは300名あまりの人が参加していた。 最初に、ジャーナリスト・斎藤貴男氏による講演、その後、分科会討議となる。私が参加したのは、第4分科会「民主的な…

群馬「大」旅行(2)・・・富岡製糸場のことなど

群馬県の地図を見ていて、「富岡製糸場」という言葉が目に止まった。八幡製鉄所と並んで、殖産興業、富国強兵に努めていた明治維新の日本を代表する官製工場として、小学校(中学校?)の社会科の時間に強く頭に刻み込まれた名前である。水上温泉には昼過ぎ…

群馬「大」旅行(1)・・・わたらせ渓谷鐵道など

1ヶ月ほど前、職員組合の本部から、「11月24〜25日に、群馬県の水上温泉で教職員組合の全国学習会がある、行きたければ行ってもよい」との話が来た。確認してみると、考査明けで採点の心配はあるが、とりあえず体は空いている。行ったことのない場所…

「やればできる」という言葉の使い方

(11月22日付学級通信より) 中間考査ごくろうであった。(本当に「ご苦労」なのは私たちだと思うけど・・・) 寒い。我が家はまだストーブに火を入れていない。朝起きるのが、少しおっくうになってきた。そろそろストーブの季節かなぁ、ズボンも冬用にする…

今年の教育長交渉

今日は、年に一度の教育長交渉があったので、仙台(県庁)へ行っていた。 私は、組合の交渉も、被災地の様々な説明会と同様、時として非常にエゴイスティックで狭量な追求が行われるので、嫌だなと思うことがたびたびある。しかし、今日は、時間が限られてい…

「遊ぶ」と「楽しい」はどこにでもある

水産高校が、早ければ9月末、遅くても年内には渡波(震災前の校舎)に戻りそうだというので、夏休み前から、それに備えて下の子供の保育所探しをし、10月1日から、石巻小学校校庭に建つ児童館内の「市立石巻地区保育所」という所に通わせ始めた。市内に…

『春の祭典』よりも『屋根の上の牛』

仙台フィルの定期演奏会に行った。常任指揮者パスカル・ヴェロの指揮、チャイコフスキー『白鳥の湖』からヴェロによる抜粋、ミヨーのバレエ音楽『屋根の上の牛』、ストラヴィンスキー『春の祭典』というプログラムである。私の目当ては第1に『春の祭典』、…

YS-11の設計部長

訃報欄を見ていて、故人の名前よりも「YS11」という国産旅客機の名前の方が、先に目に入った。その設計に携わった人で、開戦時の首相・東條英機の息子である東條輝雄氏の訃報であった。98歳。ははぁ、それなら見たことのある名前だぞと思って、書架か…

これは本当に「津波」のせいか?

先週の金曜日の夜、NHKの「クローズアップ東北」という番組を見た。被災地の小学校で、子供たちの肥満が進んでいるという。取り上げられていたのは、震災前の水産高校のすぐ近くにある渡波(わたのは)小学校である。ここは、1階の半分以上の高さまで津…

中学生に語ったこと・・・普通科志向を崩すために

昨日、2週間続けて日曜日をつぶし、水産高校の宣伝に行っていたということを書いた。少し補足しておこうと思う。 宣伝に行ったとは言っても、正直言って、とにかく宮水に来て欲しい、などとは思っていない。適切な進路選択をして欲しい、と思っているだけで…

久々の「月曜プリント」

(11月12日付学級通信より=ごく一部) このプリントを月曜日に出すのは、本当に久しぶりである。私のブログには、「Tr,平居の月曜プリント」という看板が掛けてあるが、これは、毎週月曜日に必ず出していたこの手のプリントを公開するために立ち上げ…

「桃浦かき生産者合同会社」という試み(3)

「桃浦かき生産者合同会社」の目的は、利潤の追求ではなく、浜の再生なのだと言う。ここには豊かな海がある。にもかかわらず、漁業特区という制度を生かして、再びカキの養殖を再開した桃浦の14人のメンバーも、平均年齢は65歳。このまま行けば、10年…

「桃浦かき生産者合同会社」という試み(2)

牡鹿半島南側、県道2号線沿いで最も石巻寄りに位置する桃の浦には、震災前65軒の家があった。津波でそのうち62軒が流失・全壊し、居住不能となった。現在、桃の浦に住んでいるのは、3軒4名に過ぎない。65軒のうち、カキの養殖をしていたのは19軒…

「桃浦かき生産者合同会社」という試み(1)

今日まで3日間、水産高校の2年生は、インターンシップに行っていた。今日、私は自分の受け持ちの会社という所に、生徒の様子を見に行った。 先日も書いたとおり、私の受け持ちの一つに、「桃浦(もものうら)かき生産者合同会社」というところがある。震災…

『長兄』の作者、ハン・スーイン

今朝の朝刊でハン・スーイン(韓素音)の死を知った。中国人の父とベルギー人の母との間に生まれ、インド人の夫を持ち、没したのはスイスであった。95歳。 なんでも映画『慕情』の原作者として有名らしいが、私にとっては『長兄〜周恩来の生涯』(川口洋・…

津波とセイタカアワダチソウ

かれこれ2週間ほど前のことになる。我が家のさほど広くない庭に、セイタカアワダチソウが4本ほど花を付けているのに気づいた。黄色い花とは言っても、およそ菜の花や山吹とは違って、「可憐」とか「清楚」とか「奥ゆかしい」といった形容とはほど遠い、軽…

埼玉県知事の驚きで驚く・・・教員の残業

昨日、ネットで目にとまったのだが、埼玉県で昨年度1年間で最もたくさん残業をした人の残業時間が2017時間、740万円の手当を受け取っていたという。このことについて、埼玉県知事は「誰が見ても異常」だとした上で、管理職の処分を検討するという。 …