2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

コロナの中の文化祭

そう言えば、先週の土曜日、娘の高校の文化祭を見に行った。娘は高校3年生。コロナ対策で、3年生の保護者だけは、事前登録制で入場が許可される仕組みになっていた。 娘が出場するクラス・パフォーマンスの直前に高校に行く。それなりに保護者の姿は見える…

希望を探す

石巻は涼しい日が続いている。昨日こそ少し蒸し暑かったが、今日は雨で肌寒かった。明け方、毛布を引っ張り出してきたほどだ。 一方、気象情報を見ていると、西日本はぞっとするほどの暑さが続いている。何かの間違いで35℃(猛暑日)とかが2~3日続くと…

ベームを「消去」する

娘の文化祭を見に行く以外、特にすることもない1日、DVDレコーダーの中に溜まった録画を少し整理した。消す前にもう一度見ておこうと思い、つまみ食い的に見た番組の中に、先月半ばに録画した「クラシック音楽館・伝説の名演奏」があった。 4分の3がバ…

令和の郵便事情

昨日から学校が始まった。夏休み中は涼しくて、休みが明けると暑くなる、というのはよくある話。だが、今年はそうでもないらしい。 今年の夏休みも、私に暑中見舞いはがきを出す、という課題を出した(→昔の記事)。例によって郵便局から「手紙書き方教室」…

改めて国葬に反対する

育英学園高校の甲子園優勝に関する話を挟んで、再び、現政権のことに戻る。 今回の世論調査では、「国葬」に関することが問われていなかったようだ。その前の調査の時には、国葬への賛否が問われていたのに、なぜ今回消えたのだろう?既に国葬は実施の準備が…

遠い遠い世界の話

夏の甲子園で、宮城県の仙台育英学園高校が優勝した。まずはめでたい。 今朝の河北新報には驚いた。ポストに行く前、息子と「今日は第1面全部育英じゃないか?」などと話をしていたのだが、甘かった。なんと、通常ならテレビの番組表になっている第32面と…

統一教会問題より大切なもの

前回このブログを更新してから1週間経った。なんだか、ずいぶん長い間書いていなかったような気がするが、しょせん1週間。 前回、法隆寺について書いた日までが、私の夏休みだった。休みが明けて学校に行くようになってから、逆に頭が夏休みに入った感じで…

自然の許す限り・・・

今日、法隆寺から封書が届いた。開けてみれば、クラウドファンディングでわずかばかりの寄付をしたお礼である。 6月の中旬に、法隆寺のクラウド・ファンディングに触れた(→こちら)。結局、2000万円の目標金額に対して、7月29日に締め切られた時に…

ライプツィヒのバッハとスマホ

余韻を楽しむ、というのは大切である。音楽を聴いた後でも、映画を見た後でも、小説を読んだ後でも、少しの間は何もしないようにしている。「何も」というのは少し分かりにくいかも知れない。音楽を聴いた後なら、音楽は聴かない、映画を見た後なら、映画は…

「ひたち」と烏山線

今回の上京は、バイオリンを聴く以外に目的はない。コロナのドタバタで、少なくとも3年くらいは行ったことがなかったわけだし、東京に住んだことのない私は、まだまだ行ったことのない場所がたくさんある。せっかくだから、どこか懸案の場所を訪ねようかと…

西村尚也リサイタル(3)

昨日、2月に転倒して左手が動かなくなったことをきっかけとして施設に入っていた母を退所させ、自宅に戻した。残り幾ばくもない人生、コロナに感染すると困るからという事情だけで、家族にも友人にも会えない状態で隔離しておくのはあまりにもひどい、今な…

西村尚也リサイタル(2)

すごい演奏会だった。会場の小ささもあったのかも知れないが、とにかくバイオリンがよく響く。ピアニストも、かなり乱暴な、というか、力任せに鍵盤を叩く体育会系だったのだが、負けてはいなかった。それでいて、デリカシーに欠けるわけでもない。 冒頭のバ…

西村尚也リサイタル(1)

昨日から夏休みに入った。そしてその初日と2日目、東京に行っていた。西村尚也というバイオリニストのリサイタルを聴くためである。 実は、お父さんがちょっとした知り合いである。2ヶ月ほど前に、そのお父さんからお手紙をもらった。「ドイツ在住の息子が…

日本の夏

昨日から今日にかけて、石巻では「川開き祭り」というイベントが開かれていた。コロナの関係で3年ぶりの開催である。 町の中心部に車の乗り入れが禁止され、小中学生の鼓笛隊や踊り、たくさんの出店、その他もろもろの企画が行われていたのだが、私は行かな…

「ご講話拝聴」の虚しさ

朝起きてみると、素晴らしい「秋晴れ」である。湿度も非常に低く、水平線まで海がくっきりと見える。岩手県あたりで降った大雨の影響で、北上川からは濁った水が海に流れ込み、真っ青な海ではなかったけれど、本当に気持ちがいい。 石巻は、水曜日から気温が…

学習指導要領の哀しさ

昨日、朝起きたら、例によって見慣れない船が浮かんでいた。せいぜい300トンくらいまでの小さな船で、調査船か練習船と思われた。気にはなるが、手掛かりがないので、面倒に思いつつ(我が家のパソコンは立ち上げに非常に時間がかかるので・・・)、Marine T…

ブロムシュテッド!!

(タイトルは変わったが、昨日の続き。) 今回放映された演奏は、どれもすばらしい演奏である。ウィーンフィルは、名人芸にも支えられて正に王者の風格。コロナ禍ということで、わずか35人にメンバーを絞ったルツェルンは、その響きの明晰さと、きびきびと…

佐藤陽子、そしてブロムシュテッド!

今朝の朝刊で、佐藤陽子が死んだことを知った。ヴァイオリニストで声楽家、エッセイストという多才な人だ。おそらく、まだ私が学生だった頃、何という番組だったか憶えていないのだが、テレビをつけるとこの人が映っていた。スタジオでモーツァルトのヴァイ…

小さな非日常

私が日頃からよく「全国で最も気候がいい」と言う石巻も、7月の末になり、1週間ほど前から暑くなった。気温の変化と言うよりは湿度の変化である。ねっとりとした夏の空気だ。そして、昨日からは一気に気温も上がった。昨日はなんと35.8℃の猛暑日。家の…