2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

新元号は「永晋」!

平成30年度も今日でおしまい。明日からは平成31年度らしいが、1ヶ月後には元号が変わるわけだから、平成31年度はしっくりこない。 それにしても、政府やマスコミの元号を巡るこの仰々しく、もったいぶった動きはいったい何なんだろう?詳しく記憶も記…

物作りの楽しさ(近刊予告)

3月ということで、酒を飲む機会が多い。最近、体調が悪くないのをいいことに、飲み方がますます下品(あさましい)で、どうもよくないな、と思っている。音楽を聴いたり、本を読んだりするのにも忙しい。加えて、仕事(新入生受け入れ準備)にも以前より時…

神職養成所または桜の季節

今日は、我が家でチューリップが開花。 例によって、毎朝せっせと塩釜神社に寄り道しているのだが、昨日は、社務所に2本の「日の丸」が掲げてあった。旗日でもあるまいにどうしたことか、と思ったところ、柱に「神職養成所卒業式」という小さな看板が立てて…

1学年主任のお話

デンマーク国立交響楽団の演奏会に先立つ一昨日の午後、勤務先の塩釜高校では「合格者説明会」というものが行われた。学校によって「入学者説明会」だったり、「予備登校」だったり、小学校だと「一日入学」と言ったりする、あれである。 なんとびっくり、私…

「奔放」と言うに尽きる!

昨晩は、ファビオ・ルイージ指揮デンマーク国立交響楽団の演奏会に行っていた。ファビオ・ルイージについては、以前、彼がN響を指揮した時の演奏について、少し書いたことがある(→こちら)。私よりも3歳年上なのだが、メトロポリタン歌劇場首席、ウィーン…

節電が先だ

一昨日、我が家の水仙が開花し、昨日は梅が咲いた。季節と関係あるのかどうか分からないけれど、今朝は、珍しくも、庭をシジュウカラが歩いていた。ウグイスは元気よく鳴いている。今月初め頃のぎくしゃくした鳴き声と違って、すっかり鳴き慣れた感じだ。 そ…

防災は全員の総合力、のはず。

先日、例によって東日本大震災後の人間の動きについて、悪口雑言を書いたが、その後、今年初めて卒業生が出た多賀城高校災害科学科に関する新聞記事を読んだり、来年度の防災主任を誰がする、といったような勤務先での議論を聞いていて、むずむずとした違和…

ウグイスと調和する音楽

昨日は、二つの音楽会を「はしご」してしまった。 まず行ったのは、仙台フィルの第326回定期演奏会である。今年、仙台フィルの「指揮者」という地位に就いた角田鋼亮という人が、定期演奏会にデビューするのと、プログラムの面白さから、早い時期にチケッ…

医療はオプション

東京都福生市の公立福生病院で、人工透析を中止したということがずいぶん話題になっている。人工透析を受けていた患者が、医師から治療を止める選択肢を提示され、それを受け入れて治療を止めた結果死亡した、というものだ。他に、透析の必要が生じながら、…

「恋は罪悪ですよ。」

塩釜神社の境内では、今日、子福桜の花が開いた。昨日の河津桜に続いて2種類目である。びっくり! それはともかく、今年度も2年生の現代文を担当している。昨年度は普通科だったが、今年度はビジネス科(2クラス)だ。普通科の現代文は3単位だが、ビジネ…

人間の愚かさ

何度か書いたとおり、朝、塩釜駅で列車を降りると、学校へは直行せず、塩釜神社の境内を一回りする。これはますます強固な習慣となっている。学校に行く日で、塩釜神社に行かない日というのはほとんどない。それどころか、5時ちょうどに定時退勤できた日は…

ロト=シエクルの「春の祭典」(4)

グラズノフは、タネーエフが隣室で自作の交響曲をピアノで演奏するのを壁越しに聴いて、それが終わった瞬間に姿を現し、完全な形でピアノで弾いてみせたそうである。ショスタコーヴィチが述べている逸話だが、一方、そのショスタコーヴィチも、レコードで1…

ロト=シエクルの「春の祭典」(3)

さて、私は大きな期待を胸に、買ってきたCDを聴いてみた。ところが困ったことに、普通の「春の祭典」に聞こえた。「え?この録音がどうかしたの?」という感じだ。聴き慣れていた「春の祭典」との違いに鮮やかな衝撃を受けることを期待していた私は、すっ…

ロト=シエクルの「春の祭典」(2)

「レ・シエクル」というのはフランス語で、英語に直せば「The period」、すなわち「正にその時代」というような意味で、このオーケストラが、曲が作られ発表された時の演奏を再現するという理念を持って作られたことをよく物語っている。この本「ピリオド楽…

ロト=シエクルの「春の祭典」(1)

昨年末、家族で四国へ行った、ということを書いた。その際、暇つぶし用に何の本を持って行こうかと考えた。私はスマホを持っていないにもかかわらず、旅行先で読書の時間を取るのは容易でない。何しろ、移動中は必ず地図を手にして景色を見ているわけだし、…

メークドラマ「答辞」(2)

ところが驚いたことに、卒業式の2日前、総務部長K先生が私の所に来て、Fの答辞の練習に立ち会わせて欲しい、と言う。最初は少し「いや、いいですよ、先生も忙しいのに・・・。2人でやりますから」と抵抗したのだが、抵抗すればいかにもやましいことがあるよ…

メークドラマ「答辞」(1)

2月28日、我が家でウグイスが鳴いた。初鳴きである。もっとも、その声を聞いたのは家族であって、私は聞いていない。昨日から今日にかけて、週末はほとんど家にいたのに、やはり聞こえなかった。しかし、私以外の3人が、口を揃えて興奮気味に言うのだか…

沢木耕太郎と『深夜特急』(2)

一昨日書いたとおり、沢木氏は1973年にインド~ヨーロッパを旅し、『深夜特急』を1983年から書き始め、1992年に完結させた。『旅する力 深夜特急ノート』で『深夜特急』が完結したとするならば、それは2008年にまで下る。旅から実に35年だ…