神職養成所または桜の季節

 今日は、我が家でチューリップが開花。

 例によって、毎朝せっせと塩釜神社に寄り道しているのだが、昨日は、社務所に2本の「日の丸」が掲げてあった。旗日でもあるまいにどうしたことか、と思ったところ、柱に「神職養成所卒業式」という小さな看板が立ててある。ほう、塩釜神社には神職養成所なるものがあるのか、年に200日も歩いていながら、中で行われていることというのは分からないものだ、と、今更ながらに感心した。
 帰宅後、塩釜神社のホームページを見てみると、確かにある。2年の課程だ。定員10名で全寮制。一応(?)入試はあって、受験料が10000円かかるが、入ってしまえば授業料はタダ。「維持費」という名目で年10000円と、月々15000円の食費を払うだけでいいらしい。卒業すると「正階」という神職資格が与えられるという。残念ながら、21歳未満という条件が付いているので、私はもう入れない(笑)。神主というのは、こういう場所で育てられるものだったのか・・・。
 ところで、塩釜神社の境内には、何本かの四季桜の木がある。四季桜というのは、年間を通して花を咲かせ続ける種類の桜だ。真冬も、真夏もちょぼちょぼと花を付けている。四季を通して咲く代わりに、爆発的な満開はない。私はそう思っていた。
 ところが、この四季桜、特に塩釜神社博物館の前に生えている大木が、この数日、爆発的満開状態になっている。パッと見るとソメイヨシノと変わらない。ああ、本当に春なのだ、という実感をこれほど抱かせてくれるものはない。
 今日から、社務所の前で「お花見案内」(境内のどこに何という種類の桜が生えているかを書いた地図→これについて)の配布が始まった。