2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『夏の花』読書会

いつも、年に一度は読書会をしなさいと図書館から言われはするが、40人という人数の多さや時間的制約、そして何よりも、自分の思いを人に向かって述べるのが苦手という日本人の国民性とによって、実施はなかなか容易ではない。それが今回、曲がりなりにも…

SLの衝撃

週末は、持ち帰り仕事さえない純粋な連休であった。私は二日間、童心に戻って蒸気機関車(SL)の追っ掛けをしていた。地元・石巻線に、33年ぶりとかでC11なる蒸気機関車が走ったのである。 私は、物心付いた頃には、日本中のごく一部を除いてSLが消…

文系・理系の本質

高校における文理選択は、至って便宜的・形式的なものだ。それは、大学入試で数学3・Cと物理を使うかどうかだけの問題だ。つまり、文系と理系なのではなくて、「数3・Cと物理を使う系」「使わない系」であり、それらが必要なければ、理学部や工学部希望…

ある二人の女性の死

(10月3日朝日新聞 猿橋勝子氏、10月4日同 若桑みどり氏の訃報引用) 先週の水曜日と木曜日、二日続けて、高名な二人の女性の死が報ぜられた。 まずは猿橋氏。もちろん「猿橋賞」で有名。仙台でも、2年前に東北大学の数学科の教授が受賞して話題にな…

登山禁止の我が身

週末、山岳部の新人大会に行った。私は、病気療養中の身の上、しかも大会は学校単位の行動ではない(つまり顧問が自分の学校を面倒見るわけではない)。そこで、長年勤めてきた女子隊係の職を泣く泣く返上し、麓の温泉宿で、お金の勘定その他の下界業務に従…

ダディンジュ(ビルマの火祭り)

早くも10月。昨日までの四連休は、半分以上を部活と採点とに費やし、何となく釈然としない気分であったが、その前の週末はちゃんと休みで、珍しく家族で東京に行っていた。たくさんあった目的のひとつに、ある友人を訪ねるというのがあった。その友人とは…