2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高校野球天の邪鬼

昨日で、高校野球甲子園大会の代表校が全て決まった。今年は去年より7校増えて56校。そのうち公立はわずかに8校。14.3%に過ぎない。我が宮城県でも、先週の金曜日に高校野球県予選の決勝戦が行われ、仙台育英学園が勝った。一生懸命やっている諸君…

変則台風は引き返して来ないか?

奇妙な台風がやってきた。もう少し北寄りを通れば、多少の影響を受けるかと思っていたが、南にそれて行ってしまった。 とは言え、台風の到来を実感しなかったわけではない。昨日、我が家から見える太平洋は、いつもと変わらない静かな海だったが、沖におびた…

オウム処刑の意味

オウム真理教関係の死刑囚13人全員の執行が終わった。平成のうちにとか、東京オリンピックに影響が及ばないようにとか、同じ事件による死刑囚の執行は同時が原則だとか、この時期に13人もの執行が行われたことについては、いろいろなことが言われている…

拙論「温暖化」・・・毎日新聞に登場

22日に、豪雨や猛暑と温暖化の因果関係その他について、やむにやまれぬ気持ちから朝日新聞に投書をしたが、どうやら「没」になったらしい、というようなことを書いた。次の策として、今度は毎日新聞に送った。朝日は500字、毎日は400字など、新聞社…

自然についてのとりとめもない話

暑い。さすがの石巻も、今日は猛暑日になった。高台にあって風通しがよく、比較的涼しいと思われる我が家も、室内気温が33℃まで上がった。湿度が高いのもよくないが、それでも今日は風が強かったのでしのぎやすかった。昨夜は熱帯夜だったらしいが、寝苦し…

京都大学の終焉

三段目44枚目の翔傑が今日勝ち越した。4勝3敗。これで来場所は番付が上がる。よかった。 さて、しばらく前(5月30日)に、京都大学のタテカン問題について少し書いた。 京都市が、景観保護条例に基づいて、京都大学にキャンパスの周囲に置かれたタテ…

『四千万歩の男』と『朝鮮大学校物語』

最近読んだ二つの本について書いておく。「2冊」と書かず、あえて「二つ」と書くのは、片方が5巻本だからである。 一つ目は、井上ひさし『四千万歩の男』(講談社文庫)である。こちらが5巻本。1993年刊の文庫であるが、もとは1977年から6年間か…

頑張れ!翔傑

7月7日付け朝日新聞の投書欄(「声」)で、一つの記事が目に止まった。翔傑という力士についての投書だ。見出しは「連続出場966 翔傑は郷土の誇り」となっている。 読めば、静岡県出身の力士「翔傑」(41歳、芝田山部屋)は、1995年の初土俵から…

続・未来世代への責任

西日本の集中豪雨による被災地は本当に大変だ。石巻のように今のところ(=あくまでも「今のところ」)最高気温がなかなか30℃を超えない気候のよい所で、安穏としているのが申し訳ない。遠隔地から駆けつけ、汗みずくになって復旧作業に当たっているボラン…

高村光太郎関係記事一覧

現在、拙著『「高村光太郎」という生き方』は版元品切れになっている。インターネットのサイト「日本の古本屋」やAmazonを見てみても、幸か不幸か安い出物はない。そこで、このブログから、高村光太郎について言及した主なページを紹介しておくことにする。…

高村光太郎 その後(4)

私は、「我が詩をよみて人死に就けり」を、光太郎が思わず本音を漏らした作品と理解している。つまり、戦時中には公職に就き、ずいぶん立派なことをたくさん語った光太郎ではあったが、なぜそのようなことをしたかといえば、結局のところ、官憲から弾圧され…

夢と希望を語れない教師

西日本の集中豪雨による死者・行方不明者は250人を超えた。水が出ない、35℃前後の気温という過酷な条件の中で復旧作業に当たるのは、いや、ごく普通に生きているだけで大変だろうと思う。気の毒である。 先日、岩井克人「未来世代への責任」という文章…

高村光太郎 その後(3)

中村氏の著書は、自分の思いを歯に衣着せぬ表現で述べていて小気味がよい。例えば氏は、光太郎の経済生活についても、おそらくは他の人よりも突っ込んだ考察をしているが、それについて以下のように述べる。「嫌な仕事であってもそれによって生活し、研究な…

高村光太郎 その後(2)

2冊目は、福井次郎『映画「高村光太郎」を提案します』(言視社、2016年4月)である。これは無難な高村光太郎論である。可もなく不可もなし、といった感じだ。私を含めて多くの人が世に問うてきた高村光太郎論に新風を吹き込むべく、その生涯を映画化…

バスのミステリー・ツアーまたは温暖化

今年もまた「記録的な」大雨だ。昨年よりも更にバージョンアップした感じがする。実際、今年の死者・行方不明者は150人にもなろうかという勢いだ。 私は極端なる環境主義者、温暖化に関する悲観主義者なのであるが、多少気温が高くても、すわ「温暖化だ!…

高村光太郎 その後(1)

6月17日付け毎日新聞の書評欄で、中村稔『高村光太郎論』(青土社)の書評を読んだ。拙著『「高村光太郎」という生き方』(三一書房、2007年)が出てから11年。この間、高村光太郎研究にどのような進展があったのか、私は追っていなかったことに気…

ハンマークラヴィーア・ソナタ

もはや5日も前のことになるが、今週の日曜日、私は仙台市のパトナホールというところで行われた福原佳三というピアニストのリサイタルに行った。パトナホールも初めてなら、福原というピアニストも初めてである。 心引かれたのは、第一にプログラム。ベート…

命の循環に入る

どんなきっかけだったか憶えていない。授業の時、生徒が「平居先生はどんな死に方がしたいですか?」と質問をしたので、「コンクリートブロックか何かを体に結び付けて、海にドボンだな。」と答えた。以下、その続きである。「え?自殺ですか?」 「いやいや…

未来世代への責任

7月に入った。とても暑い。塩釜は、昨日、最高気温が33℃を超えた。相変わらず続けている朝の塩釜神社詣で=約230段の階段上りが、一気に億劫になってきた。 さて、定期考査終了後の授業で、岩井克人「未来世代への責任」という文章を読んでいた。20…

久々に高校入試懇談会

一昨日は朝から仙台へ行き、学習塾協会というところが主催する「高校入試懇談会」というのに出席した。県内の学習塾の先生方に高校のアピールをするという会だ。水産高校の時にも、確か2度出席して、プレゼンテーションをしたことがある。 私は現在、学校宣…