2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「自衛隊最高指揮官」を名乗る不気味

先週の土曜日に、庭の水仙が二輪咲いた。はっきり憶えていないのだが、それより少し早くスズラン水仙も咲いた。そして今日は、一気に十輪以上!本当に暖かくていい天気が続く。しかし、やはりウグイスは来ない。もう絶望だ。我が家の回りのウグイスは、「復…

文科省の「ご講話」拝聴

一昨日、11:50に新青丸を辞去すると、私は県庁(厳密には県庁裏の宮城県自治会館)に向かった。13時から、「みやぎ産業人材育成プラットフォーム研究会」という会議に出席し、文科省のお役人(国立政策研究所 生徒指導・進路センター 総括研究員)長…

新青丸を訪ねる

10日ほど前に、日本海洋事業という会社の課長Hさんから、3月22日〜25日、最新の海洋調査船「新青丸」が仙台港に入る、自分(日頃は横須賀の本社に勤務)もそのタイミングで訪船するので、よかったらどうぞ、という案内のメールをいただいた。日本海…

峠の湯・追分温泉

甚だタイトな二日間だった。日頃、できる限り車を使わないように心がけている私が、本当にやむを得ず車に頼り、250キロ以上も走った。いつもの1ヶ月分に近い。 昨日は、修業式が終わるとすぐに学校を出て仙台に行き、「船員教育機関と内航海運業者との意…

シューベルトの「ドイツ・ミサ曲」

先日、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」について書いた(→こちら)。聴きに行く前、「ドイツ・レクイエム」の楽譜や録音を引っ張り出してきては、あれこれ考え事をしていた時に、もう一曲、ドイツ語による教会の典礼音楽で頭に浮かんだものがある。シュー…

ウグイスの異変、または奥深き大工場

3月13日、今年は暖冬だったにもかかわらず、我が家でウグイスがまだ鳴かない、ということを書いた。それから10日が経ったが、ウグイスはまだ鳴かない。どんなに冬が寒かった年でも、3月20日までには鳴いた。これはいよいよ異常事態である。原因は、…

話が一致する哀しさ・続

3連休の初日である一昨日は、午後から仙台フィルの第299回定期演奏会に行った。かつての常任指揮者・梅田俊明によるラヴェルの「古風なメヌエット」、ショパンのピアノ協奏曲第2番、ブラームスの交響曲第3番というプログラム。ショパンの独奏は、この…

推薦基準の「非行歴」

先日、過去の「非行歴」によって推薦入試への推薦を断られた生徒が自殺したことについて、一文を書いた(→こちら)。その際、推薦基準に「非行歴」を加えることの是非については、また別の議論が必要である旨、注記した。その後、新聞報道を見ていると、この…

今度は補助形容詞?!

一昨日の発表をもって、宮城県高校入試の後期選抜試験というのが終わった。「国語」の試験問題に、前期選抜の時の「補助動詞」(→こちら)とよく似た問題が出た。あまり取り上げる価値はないのだが、では、どうしてそんな問題を出すのか、という問題提起の意…

私は能楽に冷淡ではない(2)

仙台のような地方都市でさえ、オーケストラの演奏会が、プロ・アマ合わせると年に数十回も行われるのに対して、歌舞伎はたいてい1回、狂言や能は1〜3回、文楽に至っては数年に一度しか接するチャンスがない。そもそも、接するチャンスが少ないから理解が…

私は能楽に冷淡ではない(1)

細かく目を通して下さっている方はお気づきだろうが、先日、「上田龍一」君からコメントがあった。次のような、わずか一文の短いコメントである。 「先生はオペラやクラシックに対する造詣も深く、国語教師というご職業なのに、なぜ能楽に対しては冷淡でいら…

ヒバリは鳴いているが、ウグイスはまだ鳴かない

一昨日、すなわち震災から満5年を迎えた3月11日、黙祷のサイレンが鳴らなかったということを書いた。多くの人が長く黙祷していたので、サイレンが聞こえていないのは私だけかな(笑)、と思っていたところ、翌日の新聞に記事が出た。ご丁寧に、今日も「…

受難の時代・・・広島の「指導死」について

もう3年半以上も前、「いじめは増え続けるさ」という一文を書いた(→こちら)。「いじめ」は弱くて怠惰な人間が、手っ取り早く優越感を手に入れる(=劣等感から抜け出す)ために行うもの、ただし、そんな人間がなぜたくさん生まれるかと言えば、商業主義に…

震災から満5年の一日

今日は言わずと知れた震災から5年目の日。被災地のど真ん中で暮らしているので、淡々と身の回りのことを書いておこう。 朝は普通に学校に行った。交通量はとても少なかった。いつもは、日和大橋を越える時に、渋滞している車を自転車で何台も抜けるのに、今…

話が一致する哀しさ

札沼線で札幌に戻ると、私は駅近くのジンギスカン専門店で、若き友人Mさんファミリーと会った。Mさんは、1年あまり前から北海道で最も有名な大学、某H大学の先生をしている。生まれて間もない子供に初めて会い、一緒にジンギスカンを食べ、その後はスイ…

札沼線で雪景色見物

1日おいて北海道の続き。 北海道に行ったのは、調べてみれば15年ぶりである。とても意外だ。数年ぶりといった感じだ。真夏以外の北海道を訪ねたのは初めてである。爆弾低気圧に当たったら嫌だなぁ、と思っていたが、むしろ気味悪いくらい暖かい、異様な北…

ブラームスの「ドイツレクイエム」

北海道から戻って早々、今日は、明日の高校入試の準備が終わってから、仙台まで古巣・仙台宗教音楽合唱団(宗音=しゅうおん)の演奏会を聴きに行った。とは言え、宗音単独の演奏会ではなく、山形交響楽団アマデウスコア、岡山バッハカンタータ協会、盛岡バ…

えりものおじさん

先週金曜日の夜から、北海道に行っていた。今日まで4日間の旅行、と見えるが、3泊2日。金曜日、仕事が終わってから車で仙台港に行き、19時40分発のフェリーに乗り、翌朝11時に苫小牧に着いて、バスで札幌に着いたのが午後2時。日曜は、午後4時の…

妖気に満ちた「サロメ」

小学校1年生の我が息子が、先週末からインフルエンザにかかった。極めて重症。土曜日の夜に、珍しく自分から「病院に連れて行って欲しい」と言うので、我が家から車で2分くらいの所にある市の救急センターに連れて行ったところ、A型のインフルエンザと診…

「処分という形でない処分」の方が怖い

田原総一朗氏を始めとするジャーナリスト7人が、高市早苗総務相の電波停止発言(2月8日と9日、衆議院予算委員会において、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、電波停止を命じる可能性について言及した事件。23日に、その判断…