2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

USJには行かないんですかっ!?

(10月30日付け「学年だより№24」より ②) 先週の金曜日だったか、廊下で私は突然3名の女子生徒に取り囲まれた。たいそうご立腹である。 Q「せんせっ!修学旅行についてのプリント見ましたよ。USJには行かないんですか?」A「普通科は今から考える…

読書の始まり

(10月30日付け「学年だより№24」より ①) 昨日の午後、肉を焼くいいにおいが漂ってきた。8、9組だ。そういえば、同時刻に1、2組も焼き肉。先週は4、5組がやっていた。「食欲の秋」である。 秋と言えば、「読書の秋」でもある。一昨日配られた「…

すてきなショパンと怖いベートーベン

我が家のすぐ下、東日本大震災の津波に襲われ、その後火事で焼けた石巻市立門脇小学校を長らく覆っていたカバーが外された。この校舎は、震災遺構として部分保存が決まっている。そのための工事を始めるに当たって、全貌を公開するために覆いを外したのだ。 …

戦争から環境へ

昨秋、大阪から亡父の友人夫妻が私の母の所に遊びに来た。もちろん、私も幼い頃から知っている、世話になった方である。母の他、宮城県在住の旧友と松島に泊まるというので、学校帰りに表敬訪問した。その際、吉田裕『日本軍兵士』(中公新書、2017年)…

人類初の宇宙遊泳

(10月21日付け「学年だより№23」より) 1969年7月20日、人類は初めて月面に降り立った。今年はそれから50年目に当たる。7~8月、私はそれにちなむ幾つかの特集番組を見た。いずれも人間が一つの限界を突破し、新しい領域に踏み込んだこと…

「フラの歴史」または「人文知の価値」・・・ラボ第20回

昨日は「ラボ・トーク・セッション」の第20回であった。講師は石巻専修大学助教の目黒志帆美氏、演題は「フラの歴史から浮きあがるアメリカの姿」。なにしろ、社会人生活を経て大学院に進まれた方なので、大学院を出てから4年というイメージの「若さ」で…

私に相談するのはやっぱり間違い

(10月17日付け「学年だより№22」より②) 先日の普通科「現代文」の考査では、時間が余ってしまった時のため、解答用紙の最後に「授業についての感想、要望などを自由に書きなさい」という欄を作っておいた。 時間的に厳しかったと見えて、書いてくれ…

新しい檜皮葺の屋根

(10月17日付「学年だより№22」より) 相変わらず、私は毎日、塩釜神社を経由して学校に通っている。その塩釜神社では、9月上旬以来、御文庫と社務所の屋根の葺き替え工事をやっている。今月に入って間もなく、まずは御文庫の工事が終わり、覆いが取…

教員の専門性

今日の毎日新聞「教育の窓」欄に、「教員を魅力ある職業に」という記事が出た。OECDのシュライヒャー教育・スキル局長が来日して、パネルディスカッションを行ったことに基づく記事だ。 棒グラフが添えられている。「教師の専門性が社会で評価されている…

相変わらずもやもや

我が家では、ほぼ当初の予想どおり、台風によるダメージはほとんどなかった。風雨はそれなりに激しかったが、その音で眠れないということはなかった。しかし、朝起きてみると、眼下に広がる南浜町(建設中の復興祈念公園)が海のようになっていた。防潮堤の…

気付けよ、人間!

台風19号が接近しているという今、自宅にいる。 どうしてこんなことをわざわざ書くかといえば、本当は別の所にいる予定だったからである。毎年10月の第2週末(金~日)は、登山の新人大会なのである。今春、勤務先の学校では山岳部が廃部になったにもか…

嗚呼、金田正一!・・・または宮城球場の思い出

一昨日、金田正一が死んだ。私がわざわざ書くほどのことでもない。どの新聞でも、2面、3面を使って大々的に報じていた。そりゃぁそうだろう。投手の起用方法がすっかり変わってしまったということもあって、400勝、5526投球回、4490奪三振など…

知識の身に付け方

(10月7日付け「学年だより№21」より②) 日頃、高校生の「無知」に驚くことが多い。1年生はまだ仕方がないかな、とも思えるが、入試や就職対策で接する3年生の「無知」は絶望的だ。という訳で、考査の採点をしながら思ったこともあり、どうすれば知識…

使いこなせるようになるまい

1週間サボっていた。理由は特にない。気分の問題である。 思えば、はるか10年以上前に、当時の生徒の強い勧めによってこのブログを開設した当初は、学級通信を公開することだけを目的とし、その学級通信も、全然違う話題が幾つか盛り込まれているものだか…