2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョルジュ・ルオー

昨日は仙台で山仲間と痛飲してそのまま泊まり、今日は多少二日酔い気味の体で、宮城県美術館に懸案だったルオー展を見に行った。美術館に行くのは、シャガール以来4年ぶりである(→その時の記事)。 ジョルジュ・ルオー(1871〜1958年)は、小林秀…

全てに優先させるべきこと

事前に言われていたとおり、衆議院が臨時国会の冒頭で解散された。ひどい。あまりにもひどい。森友・加計の疑惑隠しであるのはもちろん、民進党の混乱に乗じた卑劣きわまりない解散である。世界史を見渡せば、今の安倍政権が「最悪だ」とは言えないが、およ…

ダニアレルゲン その後

今年の1月に、愚息の布団のダニアレルゲン調査の結果について一文を書いた(→こちら)。愚息の布団には、関東地方のぜんそく患者の布団にいるダニの160倍のダニが生息していながらぴんぴんしている、という話であった。その結果が届いたとき、また次の調…

学位記授与式

今日は、大学で学位記授与式というものがあった。この年になって、なんだか気恥ずかしいような気もしたので、どうしようかな、とためらったが、2度とある機会でもないし、9月という日本では中途半端な時期に、どの程度の式が行われるのか見てみたいという…

自分を伸ばすのは自分

昨日午後は、組合主催の教育研究集会(教研)、「秋の教育講座」であった。私も主催者の一人で、後半の分科会では講師にもなった。組合の層の薄さを象徴する。 集まったのは42名とのことだが、本部役員を含むので、実際には35人くらいと思った方がいい。…

ウードとタブラの夜

昨晩は、石巻のライブハウス、ラ・ストラーダにウードとタブラのセッションを聴きに行っていた。アラブの民族楽器でリュートの原型・ウードにしても、表現力豊かなインドの太鼓・タブラにしても、石巻、いや宮城で聴けるチャンスは非常に少ない。まして、元…

中国民間交流の「生き字引」逝く

昨日、小澤玲子さんが亡くなったというメールを、ご家族の方からいただいた。おそらく87歳。4年前に初めてこの方にお会いしたときの話を、一度書いたことがある(→こちら)。「日中民間交流の「生き字引」」というのがその時のタイトルである。 私が自分…

収穫の秋

東日本大震災で近所のスーパーが流失し、買い物は車で10分ほどの所まで行かなければ済まなくなっている。従って、我が家の食料品は、ほとんど全て週末のまとめ買いだ。 いま行くことが多いスーパーには、秋から冬の間、毎週土曜日、岩手県の藤沢町からトラ…

「豊かさ」のなれの果て

台風一過、少し風は残っているが、気持ちのよい夏晴れの一日となった。我が家から見える太平洋は、夕方の時点でもまだ相当に荒れている。大きな波が波消しブロックにぶち当たっては豪快な波しぶきを上げる様子が、なんだか見ていて気持ちがいい。 さて、1ヶ…

国債を海外に・・・!?

昨日の毎日新聞、「浜矩子の 危機の真相」という記事を興味深く読んだ。この場合、「興味深く」は、やれやれ困ったものだ、という感慨である。 私も気付いていなかったのだが、8月21日の日本経済新聞に、「日本国債の販促 海外向け87%増」という記事が…

ミサイル

気が付けば、10日ほどに渡って書いていない。何があったわけでもない。ただなんとなく字を書く気にならなかったのである。これは珍しい。他のことも含めて、8月末以来、生産性が至って低い。 さて、昨日、私の乗っている列車が、すれ違い待ち合わせのため…

分からないことに気づけない

昨日の新聞は、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(イギリスの教育専門誌、THE)による今年の「世界大学ランキング」の結果を取り上げていた。東京大学が46位で過去最低となったことを、いかにも衝撃的に捉えている新聞が多かったように思う。20…

長くて短い1日

2日続けて気持ちのいい秋晴れが続く。塩釜高校は金土と文化祭だったので、今日は代休。朝から運転免許の更新に行った。今回はどうして葉書来ないのかなぁ?と思いつつ、葉書を持っていない人用の窓口に行き、運転免許を差し出したところ、「平居さん、更新…

宮城県最後の映画館主

そうそう、函館から戻って、その間にたまった新聞の整理をしていたら、8月20日付の「石巻かほく」で、清野太兵衛さんの大きな訃報を見付けた。いくら超ローカル紙とはいっても、1面の半分近い大きさの訃報というのは異例であろう。 清野さんとは、あのア…

函館本線8の字区間

駒ヶ岳下山後、私は銚子口発15:26の列車で函館に戻るつもりでいた。列車が来るまで1時間の時間があった。正に北海道の田舎、という感じの、なんとものんびりとした駅である。何しろ、一日の乗者数平均が2人(2013年 Wikipedia)である。人なんて…