2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今年の夏休み

火曜日に閉講式というものが行われ、昨日から夏休みとなった。 申し訳ないが、教員としては珍しいほど「暇」な立場にいる(←これがいいとも限らない、というのは最近よく思う。少し居場所がない感じだ。やり甲斐があって忙しい、というのが理想)。 1月だっ…

オバマ大統領の不甲斐なさを恨む

なんとかならないかなぁ、何か出来ることないかなぁ、と思いながら、イスラエルによるガザ攻撃のニュースを見ている。パレスチナ問題と私の関係については、かつて書いたことがある(→こちら。翌日に関連記事有り)。その時のタイトルは「オバマ氏の発言を熱…

高校野球宮城大会決勝

昨日の「オーシャンキャンパス」は、思ったほどひどい雨にもならず、そこそこの来場者もあって、いいイベントになった。 今日は、高校野球宮城県予選の決勝戦(利府×佐沼)を見に行った。 宮城県は「仙台育英」「東北」という私学の二強が圧倒的に強く、この…

急行「八甲田」と「津軽」(2)

急行「八甲田」は、1日1往復の夜行列車であったが、私が利用したのはもっぱら下り列車で、仙台からである。なぜか、上り列車は利用したことがない。上野発19:10、青森着6:15で、仙台は0:24着、0:46発であった。この約20分の停車時間に…

急行「八甲田」と「津軽」(1)

客車による旅の記憶シリーズ(?)3回目(前回はこちら)は、急行「八甲田」である。電車化されることもなく廃止されてしまい、今は走っていない。東北本線経由で上野青森間を走る夜行急行列車であった。私は「客車」に対する並々でない愛着と、その廃止を…

「オーシャンキャンパス」

今週末、3連休の中日、7月20日(日)は、我が宮城県水産高校の学校開放行事「オーシャンキャンパス」である。 少なくとも、二昔前にはなかったことであるが、最近は全ての学校で「オープンキャンパス」という学校開放行事を行っている。狙いは、受験を控…

灯台もと暗し・・・『紙つなげ!』を読んで

先週末、妻から勧められて、佐々涼子『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている〜再生・日本製紙石巻工場』(早川書房、2014年)という本を読んだ。我が家から徒歩10分の所にある、日本製紙石巻工場の震災後1年間の記録である。私は勧められた当初、そん…

復旧工事の怪・・・栽培実習場の防潮堤その後

昨日、元毎日新聞社記者・西山太吉氏が起こした、1972年の沖縄返還を巡る日米間の密約文書開示請求に関する最高裁の判決が出た。これで、原告敗訴は確定である。1審では勝ったのに、2審と最高裁で負けた。上に上がるに従って、結論以外の部分もどんど…

タテマエの暴走

日曜日の新聞各紙は、アテネオリンピック・銀メダリストで日体大アーチェリー部の部長・山本博氏が、未成年部員に飲酒を勧めたとして部長を辞任したことを伝えた。発覚から辞任に到るいきさつは分からない。私が見た範囲では、わざわざ山本氏の顔写真まで載…

総論反対各論賛成

自民党のしようとしていることなんて全て間違いだと思い、連日、テレビのニュースで得意顔の首相の顔を見ることに甚だしい不快と苦痛とを感じている私であるが、めったにない機会なので、最近接したニュースの中で、二つ、私が自民党を評価していることを書…

鉛筆の持ち方

最近、授業中に生徒を見ていて、鉛筆の持ち方がとても気になる。変だ、変だと思いながら、変な鉛筆の持ち方をしている生徒を数えてみたら、どのクラスでも、4分の3くらいに上ることが分かった。これは尋常でない数字である。どのクラスもさほど変わりがな…

「少子化」私見

昨日は、仙台の河北新報本社でNIE(Newspaper in education=教育に新聞を)の推進委員会というのに出席していた。昨年度で宮水の研究協力校としての指定が切れたものの、引き続いて私個人に宮城県NIE委員会の推進委員を引き受けて欲しいとの依頼があ…

函館本線121レ(3)

長万部駅を出ると、いよいよ函館本線の中で最も列車本数の少ない区間に入る。長万部・札幌間で、室蘭本線経由は「海線」、函館本線経由は「山線」と呼ばれるとおり、うねうねとした山越え路線だ。朝に比べると少し雲が増えてきて、ニセコや羊蹄山の頂上は雲…

函館本線121レ(2)

函館本線121レに乗る前の段階、青函連絡船に触れておこう。言うまでもなく、北海道と本州とを結んでいたこの連絡船も、青函トンネルの開通に伴い、1988年3月末に廃止されてしまったからだ。 とは言え、驚くほど記憶が希薄である。何しろ、30時間以…

函館本線121レ(1)

先日、寝台列車、客車が続々と廃止されていくことを嘆きつつ、新幹線の対極にある、最も情緒にあふれる列車として、「磐越西線235レ(列車)」の思い出を少し書いた(→こちら)。そうしたところ、一時代前の客車による鉄道旅行の記憶をもう少し書いておき…

フィラデルフィア管弦楽団とネゼ=セガン

既に2週間近く前の話になる。書いておこうと思いつつ、後回しにしながら今になってしまった。 6月22日の夜、Eテレでヤニック・ネゼ=セガン指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏会を見た。ヤニック・ネゼ=セガンという知らない指揮者にも興味があった…

OECD教員調査と文科省

先週木曜日の新聞各紙に、OECDが34カ国の中学校教員を対象に行った「国際教員指導環境調査(TALIS)」の結果が載った。今更ながらに、日本の教員の労働条件の過酷さ、劣悪さがよく伝わってきた。いくつかの点を確認しておこう。 (1)勤務時間 …

日本社会党の教訓

安倍破廉恥内閣は、ついに集団的自衛権の閣議決定をした。自信満々、私が「憲法」と言わんばかりの安倍首相である。憲法改正をせずに集団的自衛権とは横暴であり拙速だが、これでもずいぶん手間をかけた、と思っていることだろう。 それにしても公明党の不可…

日本共産党について

一昨日、山から帰って来て着替え、買い物に出ようと思っていたら呼び鈴が鳴った。玄関を開けると、そこに立っていたのは尊敬すべき大先輩、既に定年退職された元高校教員のK先生とI先生であった。おや、この二人が一緒に我が家へとはどうしたことか、と思…