2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

牡鹿半島の牡蠣

そう言えば、書こうと思いながら忘れていたのだが、先週の土曜日、朝から牡鹿半島の狐崎という浜に行った。ここの某氏の所から、毎年お歳暮の牡蠣を全国10軒ほどに送っているのである。お金の支払いに行けるタイミングが、この日しかなかった。 牡蠣の産地…

フェイク?「毛主席の回想」(2)

最後のページは、上3分の2は、1行おきに書いているのではないかと思うほど、上下のスペースがゆったりとしている。ところが、下3分の1は、それとは逆に、行間がないと言ってよいほどにつまった書き方になっている。行数にして12行だ。そのうち3行は…

フェイク?「毛主席の回想」(1)

今月に入ってから、暇を見てはある本の書き写し、というよりも、書き起こしに取り組んでいた。 冊子は、薄い和紙のような紙25枚を、和装本のように糸で袋とじにしたもので、表紙には「毛主席的回憶(=毛主席の回想)」と題が書かれ、そのすぐ下に「内部参…

真情を語る言葉の重さ

朝日新聞の第1面、左下のあたりに「折々のことば」という小さな記事がある。誰かの言葉を引用して、執筆者が感想めいた簡単な解説を付けたものである。執筆者は鷲田清一氏。大阪大学総長だった人、と言うよりは、一時、その文章が大学入試に最もよく出題さ…

改めてベートーベン

今年はベートーベンの生誕250年、ということについては、既に何度か触れた。9月の仙台フィルの定期演奏会「ミサ・ソレムニス」など、楽しみにしていた演奏会は続々と中止になったが、NHKが「ベートーベン250プロジェクト」という番組シリーズを放…

学校内で鍵をかける

今朝起きると、我が家から見える石巻湾に、奇っ怪な船が停泊しているのが見えた。なんだか、複雑な機械のようなものが船のサイドを取り囲んでいて、要塞のように見える。ブリッジがどこにあるかさえ分からない。例の「Marine Traffic」というサイト(→これに…

権力がすること

3~5月のコロナ休校の余波で、冬休みも短縮になり、今日がようやく2020年の授業納め。授業が終わらないと年末という感じがせず、今日授業が終わって6日後には大晦日となると、ずいぶん切羽詰まった感じがする。ずいぶんドタバタの生活をしてきて、家…

私の責任、生徒の責任

いつも大きな新聞記事を貼り付ける裏面には、今回「天声人語」1回分だけを貼り付け、残りのスペースは、以下の平居講話を(ここだけ手書きではなく)ワープロ打ちしたものだった。それで、今回(№73)は妙に長い。 (12月16日付け「学年だより№73」…

ノータリン

温暖化も何のその、今日は少しましになったけれど、この数日、石巻も非常に寒かった。一昨日なんか、12月中旬だというのに真冬日(!)。一日中雪が降り、まるで日本海側にでもなったようだった。今朝、石巻から30㎞ほどの内陸では、マイナス13℃にまで…

嬉しい誤算

【うれしい誤算だった 普通科スポーツ大会】 「予想外の展開」とはこういうものを言うのであろう。修学旅行で2年生がいないことを見越して計画されていた1学年進路ガイダンスの都合で、選択授業の教室が確保できないため、急遽計画された企画。どうせなら…

ベートーベンの誕生日

(12月16日付け「学年だより№73」より①) 今年は、「楽聖」ベートーベンの生誕250年という記念の年だった。そして今日こそが、その誕生日。 昔、アインシュタイン(科学者)とベートーベン(芸術家)はどちらが偉いか?という議論を聞いたことがあ…

支持率急落とはいうものの・・・

日曜日は毎日新聞、今日はNHKと世論調査の結果が発表された。現内閣の支持率が急落しているらしい。決して悪いことではないけれど、かといって、さほど明るい気分にもなれない。 今の問題で一番深刻・危険なのは、学術会議の任命問題である。長い目で見た…

政府ではない。各自の努力こそ・・・

元々の予定によれば、今日、修学旅行から帰宅することになっていた。言うまでもなく、その修学旅行は中止になったのだが、なんと昨日、勤務先の学校で初めての感染者が出た。しかも、私が所属する学年である。当然、この2~3日の間に感染したわけではない…

ごみ禍

おでんの季節である。おでんの種を大量に買って、毎日少しずつ足しながら食べると、飽きることもなく、ほとんど1週間それだけで済んでしまうので、「主夫」である私にとって甚だ好都合。 昨年までは、近くのスーパーに「おでんバイキング(おでん種のバラ売…

若者の政治意識

(12月9日付け「学年だより№72」より) 諸君がどれだけ意識していたかは知らないが、今日は修学旅行の出発予定日であった。 私は毎朝、新聞を手に取ると、ついなんとなく、奈良や三重の前日の感染者数に目が行ってしまう。ほとんど条件反射のようなもの…

当惑、フーガって何?

1ヶ月あまり前、ニコライ・カプースチンというロシアの作曲家について少しだけ書いた(→こちら)。その直後、その時には欲しい欲しいと思いながら、あまりにも高価で買いかねていた「24の前奏曲とフーガ」が一気に値下がりしているのに気がついた。私でも…

最後はトリアージ

フランスの元大統領・ジスカール・デスタン氏が亡くなった。死因は新型コロナウィルス(COVID-19)による感染症だという。とは言え、御年94歳。死因を本当にコロナとしていいのだろうか?この訃報に接して、人は「やっぱりコロナは怖い」と感じるのだろう…

えっ、誰も参加しなかった・・・?!

(12月1日付け「学年だより№71」より②) 【思い込みを捨てて、知らない世界へ・・・】 先々週の話になるが、「みやぎの水産加工業見学バスツアー」の案内というのを配布、掲示した。塩釜エリアと仙台・仙南エリアの2種類だ。どこの高校でも考査のこの…

学校の原点に立ち返る3ヶ月

(12月1日付け「学年だより№71」より①) 今日から師走。春のコロナ休校の影響で冬休みが短縮になったとは言え、それでもあと3週間あまりで「今年」が終わる。 さて、今週末には「はやぶさ2」のカプセルが地球に戻ってくる。昨年2月と7月に、小惑星…