2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一体化する流儀

昨日、拙著の3校を返送し、少し身軽になった。今日からまだ休みが7日間=1週間もある。この1週間あまり、酒を飲みに行くこともなく校正に没頭していたのだが、1日だけ作業を休んだ。26日(金)、「トヨタ・マスタープレイヤーズ、ウィーン」の演奏会…

あふれるゴミの苦しさ

10連休である。私は昨日だけが仕事。現在、顧問を務めるインターアクト同好会(ボランティア部)というのが、塩釜市民祭りの手伝いに行くので引率した。残りの9日間はお休みである。 お祭りの会場というのが、近年私は大嫌いだ。恐ろしいほどのゴミを目の…

原発反対より節電・・・今朝の河北新報記事

3月16日、前日の県議会での議論を受けて、河北新報に投稿をした。前日の議会を受けての投稿なので、載せてくれるとしたらすぐだろう、すぐに載らないとしたらその後も載ることはないだろう、と思っていた。数日経っても音沙汰がないので、ボツになったと…

「あかつき」復活と宇宙飛行士の教訓

土曜日が授業参観とPTA総会だったので、今日は代休。我が家の桜は満開だし、特に予定もなく、よく晴れて最高の休日となった。海は真っ青。2時半過ぎに「宮城丸」が工業港方面から漁港方面へと走って行った。ああ、水産高校航海類型の遠洋航海実習が間も…

宇宙と人の世・・・海部宣男氏を悼む

一昨日の新聞各紙に海部宣男氏の訃報が出た。どの新聞も、写真入りの比較的大きなものである。元国立天文台長、国際天文学連合会長、日本学士院賞受賞者となれば、そのような扱いにもなるだろう。文化勲章を取れなかったのは、75歳で死んだからであって、…

インフルエンザの猛威、または品田悦一氏の万葉理解

今週に入ってから、特にこの2日間は暖かく、桜が一気に満開になった。塩釜神社も我が家も、である。桜の何がいいって、あのなんとも上品で柔らかな色なのだな。朝の塩釜神社は本当に気持ちがいい。 ところが、春爛漫のいい気分とは反対に、学校ではインフル…

紳士的な財団と、~な日本政府

昨日の「平居家花見」は、宣伝不足もあって、いつになく静かな会になると予想していたのだが、蓋を開けてみれば25名(私の家族除く。子供6名)の参加で大盛会。2時から8時半過ぎまで、延々7時間近くも酒を飲み続けることになった。 残念ながら、桜はせ…

Team KUROSHIOの軌跡・・・ラボ第17回

「平居家花見」に先立つ昨晩は、ラボ・トーク・セッション第17回であった(→前回の記事)。今回の話者は、民間企業から初の登場で、ラボ史上最年少、ヤマハ発動機社員の進藤祐太氏(32歳)であった。演題は「Team KUROSHIO(チーム黒潮)の軌跡 ~水深4…

「出典」の当惑

4月も13日になった。朝から快晴。明日は恒例の大イベント「平居家花見」なので、今日は大掃除(今週末遊ぶために、先週インフルエンザにかかったみたい)。朝食を終えると、まずは窓ふきに取りかかった。日陰に入って北からの風に当たっていると肌寒いが…

さるびあ丸!!

目が覚めれば5㎝の積雪。しかも、雪はなお降り続いている。そんな中、やっと今日から職場復帰。同じ1学年スタッフで、なんと私以外にもう1人インフルエンザの教員が出ていた。何か共通の感染源があったようだ。ご家族に不幸があって忌引きの教員もおり、…

『福沢諭吉の真実』(2)

石河幹明という人は、慶應義塾を卒業して、1885年に『時事新報』に入社し、1922年まで『時事新報』一筋の生涯を送った。本人は主筆になることを目指したようだが、自分との思想的違いをよく知っていた福沢は、石河を実務者としてのみ評価し、思想家…

新学期の不覚

哀しい新学期を迎えた。金曜日あたりからインフルエンザに罹ってしまったのである。 金曜日の帰宅時、少しのどがいがいがするな、と感じていたのだが、この数年は風邪さえ引いたことがなかったので高をくくっていた。土曜日、少し体が重かったこともあって、…

『福沢諭吉の真実』(1)

我が家に最も近い書店には、店内に古書のコーナーがある。2週間あまり前のことだが、『時刻表』(笑)を買いに行ったついでに古書コーナーに立ち寄り、100円均一の新書の中に平山洋『福沢諭吉の真実』(文春新書、2005年)という本を見付けた。 私に…

正気か?!新元号と内閣支持率

おととい、4月3日(水)の朝、河北新報の第1面トップ記事は衝撃的だった。主見出しはまず「『令和』に好感73%」で、これは私の感覚と違うとは言え、ただ単に好きか嫌いかという問題なので、まぁ仕方がない。私が驚いたのはその次に書いてある脇見出し…

カントを超える

昨日までとても寒い数日が続いていた。雪が舞い、場所によっては白くなった。暖かい日が続いていただけに、その寒さはこたえた。そして今日、ようやく春が戻ってきた感じがする。 1月以来、専門学校生や大学生が、やがては高校3年生が通学しなくなった都合…

『嫌われる勇気』・・・アドラー心理学について

昨年の秋、ある女子生徒が「先生、この本すごく面白いんですけど、読んだことありますか?」と言って、一冊の青い本を差し出した。岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社、2013年)である。赤い文字で「自己啓発の源流『アドラー』の教え…

これは「やばい」よ。

新元号が発表になった。私の暗い予想は外れたが、むしろ「令和」の方が更に暗い。世の中の脳天気でおめでたい人たちは、ずいぶん無邪気に騒いでいたようだが、何がめでたいものか。「令」は「命令」の「令」である。出典となった『万葉集』に出てくる「令月…