学ぶのは「学び方」

(12月23日付け「学年主任だより№30」より②)


【学ぶのは「学び方」】

 通知票については、既に渡したとおり。お上の方針に従って平常成績の割合が増えたことにより、課題類をしっかり出していないと、ペーパーテストからは想像がしにくいほど低い点数になっていたりする。
 今回の成績について、学年の先生の会議では、次のような指摘があった。

(ブログでは省略)

 さて、私自身は《週末課題》の解説をしていて、以下のようなことをよく思う(私の授業がない人も「自分事化」して考えられるはず)。
 漢字の勉強をする時、「漢字は言葉だ」という前提に立ち、① 漢字1文字1文字の意味を考える(=訓読みが出来るように)、② 漢字の成り立ち(パーツの意味)を考える、ことの大切さは、最初の授業で「漢字オリエンテーション」をやった時だけでなく、毎週《週末課題》を返すたびに言い、解説している。
 私がそこで伝えたいのは「学び方」だ。しかし、実際にそんな作業を自力でするようになった人はまれで、多くの人は「書いた字が当たったかどうか」だけを問題にしている。自分で書いた熟語の意味が分かっていない場合すら珍しくない。これでは永久に学力はつかない。
 学力とは、「学び方」がどれだけ身に付いているか、ということであり、「学び方」が分かるということは、それを実際に行うことが出来る、否、行っている、ということである。なにしろ、「自分を延ばすことが出来るのは」絶対に「自分だけ」だし、それが出来ない人は、生涯に渡って学び、伸びていくことが出来ないからだ。


【今改めて「プレゼンの極意」を思い出そう】

 普通科「総合的探求の時間」で、発表が始まった。事前にポスターを見せてもらい、「限られた時間の中でよくまとめたな」「デザイン的にも美しい!」などと感心していたのだが、昨日、何人かの発表を見せてもらい、「あれれ?」と思った。8月にやった坂田先生の「プレゼン講話」が生かされているような気がしない。上の話とも少し重なるのだが、1度学んだことは自分のものにできるよう問題意識を持たねば・・・。新年、「続き」を楽しみにしていよう。