2017-05-02から1日間の記事一覧

「コリオラン」と静寂、または残響

芥川也寸志『音楽の基礎』(岩波新書、1971年)冒頭に、次のような記述がある。「作曲家は自分の書いたある旋律が気にいらないとき、ただちにそれを消し去ってしまうだろう。書いた音を消し去るということは、とりも直さずふたたび静寂に戻るということ…