平凡極まりない週末の話



 昨日は、娘の通う門脇小学校の運動会。夏休み明けわずか1週間で、しかも同居先の門脇中学校と合同、という変則形だ。しかし、震災で生徒が激減したこともあり、なんだか町内会の運動会のような手頃な規模で和気あいあい、いい運動会だったと思う。私としては、さほど準備の時間も取れなかった中で、各自がプログラムと自分の仕事をちゃんと理解し、スムーズにテキパキ動く中学生達にすっかり感心してしまった。高校生も、指導の仕方次第で、このように出来るのかなぁ?なかなかうまくいかないのは、私達の「指導」が悪いんだろうなぁ?と忸怩たる思いを抱いた。

 二日間とも、日和山公園に行った。昨日は、夕方、走りに行くついでに寄り道し、今日は日中、子供の手を引いて散歩に行った。驚いたことに、昨日はお祭りをやっており、今日は観光バスが3台も停まっていて、ごった返していた。視界を遮るようになっていた樹木がある程度刈り払いされ、南側の被災地の風景が少しは見えるようになっていた。観光バスはそのせいなのかどうか・・・?

 今日は、夕方、我が家から久しぶりに階段を下り、門脇小学校の廃墟から門脇町方面を歩いた。我が家からは死角になっているので気付かなかったのだが、門脇小学校から西光寺にかけて、つまりは、日和山の南側麓の辺りは、かろうじて原形を留めていた被災(全損)家屋のほとんどが取り壊され、きれいな更地になっていた。私の家から南側を見ながら、案外家の撤去というのは時間がかかるものだなあ、などと思っていたが、作業の順番が回ってきていなかっただけらしい。

 素晴らしい天気に恵まれた週末だった。あまりに海が真っ青で近くに見えるので、これは湿度が70%を切っているのではないか、と思い、湿度計を見てみると、やはり針は65%弱を指していた。25度くらいあっても、日陰で風に当たると肌寒い。完全に秋の気候である。まだまだ、暑さのぶり返しはあるのかも知れないけれど、予想されたような猛暑の夏にはならなくてよかった。