５〜６月が甚だ多忙であった原因の一つであるが、私が水産高校の日常について書いた作文が、成山堂書店という海洋関係ではなかなかメジャーな出版社から書籍化されて、世に出ることになった。
一昨年、「水産高校便り」と称してこのブログに６０回ほど連載したものが、下書きとなっている。それらには多くの誤りや不都合が含まれたので、訂正し、整理し直したものに、４０ページばかりの被災記録を新たに書き下ろして付けた。タイトルはまだ決まっていないが、Ａ５版２００ページ、１８９０円で、９月末くらいに刊行される予定である。
なお、それに伴って、このブログの「水産高校便り」を削除した。売り上げに差し支えるというみみっちい理由ではない。「下書き」を人の目にさらしておくわけにはいかないという、執筆者としてのいわば「プライド」若しくは「たしなみ」である。
