やってみてこそ許される・・・宮水同窓会総会



(7月4日付学級通信より)


 早いもので7月。昔、この月を人は「文月(ふみづき)」と言った。なぜかは知らない。俳句の世界では、なんと秋の季語である。今からいよいよ夏本番なのに・・・!!まぁ、年賀状に「迎春(春を迎える)」と書くわけだから、四季があって、ひとつの季節に3ヶ月ずつ割り当てれば、7月からが秋になるというのは、当然と言えば当然だ。しかし、いくら暦の仕組みが昔と今とで違うと言っても、やはり違和感は強い。それでも、こういう発見は面白い・・・よね?

 ところで、先週土曜日の夜、私は宮水の同窓会総会というのに出席した。「来賓」という肩書きだが、偉いから呼ばれた、というものではない。平居は物好きだから、誘えば来るだろう、と見込まれたに過ぎない。私の方も、ただ、どんな人たちが集まって何をするのか?宮水に来た記念に一度くらい見ておくのも悪くないと、いわば野次馬としてのこのこ出掛けて行っただけである。

 例年より少ないということだったが、60人あまり出席していただろうか。さすが宮水OB、「海の男」たちだ!などという雰囲気もなく、ただなんとなく宴会をやって、淡々と時間通りにお開き(終了)となった。母校の先生だからと、誰かが酒を注ぎに来ることもなく、誰かと名刺の交換をするでもなく、もともと知っていた宮水の元職員や宮城丸の元船長と、多少の話をしただけである。

 さて、これは無駄な時間だっただろうか?会費は無駄だっただろうか?・・・私は決してそうは思わない。仮にそれが平凡でつまらなかったとしても、そのことは参加してみて初めて分かることだからだ。無駄・徒労を覚悟でやってみて初めて分かり、実際にやってみたことによって文句を言う権利も発生する、やってもいないことについては、文句を言うことも許されない。私は何事もそんなものだと思っている。


(裏面)6月20日と27日付け『朝日新聞』より、「リレーオピニオン 資格大国ニッポン」の第1回(剛力彩芽)と第3回(勝間和代)を引用。

平居コメント:新聞は連載記事も面白い。資格、資格と宮水の中ではよく耳にするけど、資格の種類も、それについての考え方もいろいろだなあ、と思う。

昨日は連載の第4回、なんと266資格を持つ男の人が登場していた。興味があれば図書館で目を通してみて・・・。