私に相談するのは結局間違い

(7月16日付け「学年だより№54」より③)

 

【私に相談するのは結局間違い・・・円満決着!3年次科目選択】

 普通科では、来年度の科目選択に関する調整作業がほぼ決着した。ふと振り返ってみると、今年は生徒からも先生からも1度も相談を受けなかったような気がする。ははぁ・・・平居に相談すると、他の人とは全然違うことを言われて混乱するだけだ、ということがみんなに分かって来たようだ。着実に、社会に適応できる常識ある人間になりつつあるということか・・・ふふふ・・・。そのかいあって(?)、今年は誰一人第2希望に回すことなく、円満に振り分けが終了した。昨年の2年生が、第4希望までで決着が付かず、最後にくじ引きまでしていたのとは大きな違いだ(すご~~~い!!)。めでたし、めでたし。

〈余談〉私世代の人間は、高校時代、3年間で社会(5科目)と理科(4科目)を全科目履修させられていた。土曜日も授業(午前4時間)があった時代とは言え、よくそんなことが出来たものだと感心する。それが当たり前だったので、面倒だとも苦しいとも思わなかった。そして、今にして思えば、それはとても良いやり方だったと思う。
 世の中は全てが関連し合いながら動いている一体のものである。それについてひとまとめに勉強することが難しいので、私たちは「科目」に分けて学ぶ。便宜的なものに過ぎない。だとすれば、その一部だけを勉強すればいい(勉強しない科目があってもいい)というのは変な話だ。残念ながら、今や「選択科目」があるという現実はなかなか変えられない。しかし、諸君には、「自分の進路を考えるとこの科目は必要ない」「これさえやればいい」などということは考えず、広く学ぼうという意識を持って勉強してほしいものである。