小田実の死と朝鮮高級学校の閉鎖



(裏面:7月31日朝日新聞 小田実の訃報、及び8月15日同紙「朝鮮学校で東北では唯一・・・高校、09年度廃止検討」守真弓筆 引用)

 8月恒例の戦争に関する記事はどれも興味深く読んだ。環境問題についての記事がいつになく多かったが、私のように「貧しい社会の実現」を訴えるものにはお目にかかれなかった(笑)。様々な事件・事故も多かったが、あえて今日紹介するのはこの二つ。

 小田実は本来ものすごいエリートなのだが、最後まで野に在って市民運動を支え続けた。それが迫力を生んだと思う。『何でも見てやろう』はバックパッカーのバイブルで、かつて私も熱中したことがある。

 私はかつて、東北朝鮮高級学校と日本人高校生の交流会をサポートしていたことがある。巷の噂とは全然違う純情素朴、温かい学校だった。閉校の知らせは私にとって自分の母校を失うよりも哀しく寂しい知らせだった。「朝鮮人学校」って何?という人は、調べてみるととてもいい勉強になると思うよ。