仙台市からお手紙・・・朝市保育園問題(3)



 朝市センター保育園の認可問題というものについては、2度ばかり書いた。実は、5月7日だったかに、身の回りで集めた署名を送る時、署名よりは多少効果があるのではないかと思い、直接、仙台市長宛に葉書も出しておいた。コピーは取っていないが、しょせん官製葉書の1面だし、さほど小さな字で書いたわけでもないので、このブログに書いたことの一部だけを切り出した程度のことしか書いていない。朝市センター保育園を認可すべきだ、ということに続けて、娯楽施設による子どもへの悪影響など、保育園が「認可」か「未認可」によって違うわけでもあるまいし、まるで子どもの価値に差を付けるようなことはせず、健全な社会をどう作るかという観点で考えて欲しい(つまり未認可保育園の近くにパチンコ屋の建設を認めるな、ということ)、というようなことを書いたように記憶する。もともと、私の心の中には、どうも相当にまともな保育園らしい朝市センター保育園を存続させたいという気持ちと、パチンコを始めとする不健全娯楽が幅を利かせている社会、それに対する政治(行政)の甘い姿勢に対する反感が渾然としているので、もしかすると歯切れの悪い文面であったかも知れない。

 それはともかく、驚いたことに、今日、仙台市子供未来局という所から返事が来たので、何かのために紹介しておこうと思う。


(1枚目 署名は仙台市長 奥山恵美子=自筆影印 発番付き)

 平居高志 様

 日頃より、仙台市政にお力添えをいただき誠にありがとうございます。

 このたび、あなた様からいただきましたお手紙の内容に関しまして回答を申し上げます。 今後とも、市政に関してお気づきの点がございましたらお聞かせいただきますとともに、仙台市政発展のため一層ご協力くださいますようお願い申し上げます。


(2枚目 署名は仙台市子育未来局保育部 保育指導課長某 保育環境整備課長某)

 日頃より本市保育行政にご理解とご協力をいただきありがとうございます。お問い合わせいただいた件について、回答いたします。

 本市では、保育所の認可基準として、県条例で規制している距離内に風俗営業施設がある場所における保育所の新設を制限しているところですが、子ども・子育て支援制度の施行に向け、待機児童が多い中心市街地の事情等を鑑み、当該基準のあり方について、様々な観点から検討をしているところです。朝市センター保育園につきましては、関係の方々から意見をいただきながら、風俗営業施設に関する既製のほか、様々な設備等の基準も併せて、今後の方針についてご相談をさせていただいております。

 朝市センター保育園が子ども・子育て支援新制度へ円滑に対応できるよう取り組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


 最後の2行を見る限り、「申請却下」はない。まずは喜んでよさそうだが、そこに至るまでの過程で、どのような「相談」があるのか。まだまだ楽観はできない。