今年も来た。まだまだ来る。



 日曜日に予告(?)しておいた、昨日の少年野球の試合は、雷雨のため今日に延期となった。宮水でも雷の音は多少聞こえたが、雨はパラパラ、お湿りにすらならない程度だったので、妻から試合が延期になったというメールをもらった時には、なんだこれくらいの雷で、世の中の萎縮傾向、過剰防衛もここまで来たか、と思った。ところが、後から聞くと、市民球場のある辺りも含めて、石巻の西部地区では土砂降りで、列車も一時止まったとか・・・。今日も安定しない天気だったが、試合は行われた。3対2で負けた。おそらく、日曜日に緊張の糸が切れたのだな・・・。

 TVでは、群馬県内各地で発生した突風のニュースを盛んにやっていた。九州では、最近「恒例」と言ってもよいほど頻繁になったゲリラ豪雨だ。今日は岩手県で1時間に80ミリという強烈な雨が降ったという。

 まだまだ序の口。今年も、これから続々と狂ったような気象現象が発生するさ。一再ならず「観測史上初めての」とか「史上最高(最多、最強)」、「○十年ぶり」「○十年に一度の」といった言葉を聞くことにもなるだろう。明らかに、それらは地球の温暖化と関係する。二酸化炭素の排出を一気にゼロにしても、温暖化はそうそう簡単に止まらないのに、まして、今のようにほとんど何の努力もせず、ただひたすら「豊かさ」のために石油を燃やしていれば、自然の猛威も収まるわけがない。いや、加速し続けて当然だ。

 今までにも何度となく似たようなことを書いているが(→ひとつの例)、何度でも繰り返し書き、あちらこちらで言って歩かなければならない。多分、温暖化は本当に切羽詰まっている。そして、自然の力は、一般に考えられているよりもはるかに強大だ。今年、4月7日に書いたが(→こちら)、大きな台風のエネルギーは、東日本大地震の100倍近い。昨日TVで見た群馬県の突風でさえ、まったく人間の太刀打ちできないレベルである。本当に大変なことになると思う。

 日本政府は、温室効果ガスを、2030年までに2013年と比べて26%削減するという目標をG7で公表した。私は命が掛かっている状況を目の前にして、まだまだ生ぬるいなと思うが、何しろ破廉恥な安倍政権である。そんなに真面目に努力をするとは思えない。せいぜいのところ、原発を再稼働するための口実に使われるくらいのものであろう。

 安全保障法制にしても、確かに憲法との関係は重要だが、私は軍隊ほど環境に悪いものはないと思っているので、軍隊を今よりアクティブにする政策は、その点からしてもアウトだ。

 私だって、今の安逸な生活に浸っていたい。だが、子供達が自然の猛威と命の危険に直面して怯え、食糧不足に苦しむ世の中を残したくはない。人間が目前の利益に極端に弱い、いや、そもそも目前以上の所が見えていないことは日々感じるのだけれど、やはり「だから仕方がない」と言っていてよい状況ではない。自動販売機と24時間営業(コンビニ)とネット販売(宅配便)は即禁止、石油には重税を掛け、できれば自家用車は実質的に持てないくらいに追い詰めていくこと・・・これくらいはしないと、後世の人に申し訳が立たない。本当にそう思う。