コロナに負けず進んでいます

(2020年7月22日付け「学年だより№55」より②)

 

【コロナに負けず進んでいます・・・3年生情報】


 3年生だけは前期第1回考査に代わる「確認テスト」なるものが行われ、今日はその成績会議。授業日が少ないので1、2年生は割愛したが、3年生は就職や進学(主にAO入試)出願の際に3年次の評定がないと困るというわけで、あえて実施した考査だ。私は今年、3年生にも授業に行っている。昨年までの様子はよく分からないのだが、答案には真剣な勉強の跡があった(進路のことが目の前に迫っているからでないと、更に立派なのだが・・・)。
 これも知っていると思うが、全国的に休校期間が長かったため、就職試験の日程は1ヶ月(10月5日応募受付開始、16日試験解禁)、AO入試の出願も2週間遅らされることになった(9月15日出願開始)。大学の一般入試については試験範囲を狭めるかどうかという議論が、各大学ごとに続いている。
 一方、求人票は予定通り7月1日から公開が始まった。現在、続々と求人票が届いている。「コロナ不況」による採用控えも心配されているが、販売や食品など一部の業種で落ち込みがあるとは言え、全体としてはまずまずのようだ(来年度以降の方がダメージが大きいとの予想もある。あまり楽観しないように)。
 一昨日から、3年生が続々と職員室に来ている。志望理由書、面接、小論文などの指導をお願いするための挨拶である。今年は「あんた3年間何勉強してきたの?」と言わずに済みますように。あ、それよりも、2年生の諸君が、怠りなく努力を重ね、立派な3年生として来年の今の時期を迎えられますように・・・。3年生を見ながら、結局、2年生の今後の1年が気になる私であった(多分、2学年の他の先生も同じはず)。


(裏面の続き)
2:7月5日付け河北新報「仙台・個人農家『やめたい』『縮小』半数」を貼り付け。
平居コメント:農業は私たちの生命線だ。食べることを抜きにして生活は絶対に成り立たない。食糧自給率わずか37%の日本で、農家を冷遇し、農業を面倒でダサい仕事として若者が避け、足りなかったら輸入すればいいじゃん、という意識はとても危険だ。日本は少子化が進んでいるが、地球全体で見れば人口は爆発的に増えているわけだし、温暖化による自然災害=農業被害も増えている。輸入は権利として保証されているものではない。法人の営農意欲が高いのは明るい材料だが、何を作っているかも含めて考えないと、本当に明るい材料かどうかは分からない(米ならいいけど、イチゴじゃダメ)。

3:7月21日付け朝日新聞「ネットの中傷 315万円で示談」を貼り付け。
平居コメント:春名風花さんという女優(まだ19歳!!)偉いなぁ!普通だったら、約1年の時間と100万円をかけて、嫌がらせの犯人を探し出すだけの気力が湧いてこない。だが、確かに、誰かがそれをすることによって、社会は「匿名で中傷しても身元はいずれバレる」ことを知るし、そんな追求が方法として確立されると、後に続く人がやりやすくもなる。とにかく、匿名で人を中傷するといった卑怯なことはしないに限る。