(2020年9月2日付け「学年だより№59」より)
今月は長月。「夜長月(よながづき)」がつまって「長月」になったという説が有力だ。残暑はなかなか一直線には弱まってくれない(少し涼しくなったと思ったら、またあちぃ~)。一方、夜の長さは着実に長くなっていく。塩高で比較的退勤時間の早い私も、1時間かけて石巻に着いた頃には薄暗く、自転車も点灯が必要になってきた。それにしても、夜が長いというだけなら、12月を中心とする冬の方がはるかに長いのに、なぜ9月が問題になるのだろう?
通常授業では、各校時の終了時刻が毎時40分と決まっているが、短縮授業だと、9:35、10:30、11:25・・・と5分ずつ前倒しになってくる。これが、短縮授業の時の時間が加速するような感覚、たった5分の違いなのに、通常授業よりも相当時間が短く感じられることの源だと私は見ている。
秋も同様。「秋の日はつるべ落とし」と言われるゆえんだろう。3週間後の考査、4ヶ月後の年末に向けて、時間を大切にせねば・・・。
裏面:8月28日付け朝日新聞「ニュースQ³」欄「首相を祝う横断幕が役所に・・・分かれる賛否」を貼り付け。
平居コメント:地元出身の首相の在任期間が長くなったことを、公費で祝うことが許されるのかどうか?これはこれで大切な問題なのだが、そもそも、地元出身ということが政治家を支持する理由になるのか?という問題の方が、より本質的だ。出身地というのは、政治思想や行動力と関係するようには思えないからだ。
憲法第43条には、「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」と書いてある。国会議員は、各選挙区で選ばれたとしても、選挙区の利益を追求する存在ではありませんよ、あくまでも日本人全体のために仕事をするんですからね、と釘が刺してあるわけだ。
高校野球(甲子園大会)によく表れているとおり、日本人は他国の人に比べて地元意識が濃厚で、地元出身ということに特別な感情を持ちがちだとよく言われる。どんなことについてならそれが許されて、どんなことなら許されないか?すぐに「郷土の英雄!」と舞い上がらず、いちいち立ち止まって考える事が大切だ。
裏面2:8月7日付け河北新報「情報信頼度トップは新聞」を貼り付け。
(他紙にも同様の記事はあり。)
*これら以外の記事は省略