交通死亡事故は減っても・・・

(1月28日「学年だより№78」より①)


 娘の通う高校がクラスターとなり、娘も濃厚接触者になってしまった都合で、その陰性が確認されるまで、私も学校に来るなという話になった。先週2日間お休みしたのはそんな事情である。火曜日に、検査対象にはならないという連絡があったので、やれやれ一安心と思っていたら、水曜日に大逆転。キャンパス移動をしていたとか、職員会議があったという都合で家族が私に連絡を付けられず、携帯電話を持たない私は帰宅後にそれを知ったため、課題の準備もできなかった。
 だから携帯電話は持つべきだ、とは思わないが(笑)、いつ何が起きるか分からないので、常に準備はしておくべきだ、とは思った次第・・・。


裏面:2020年12月31日付け日本経済新聞「Discover 70'」欄を貼付。見出しは「車急増 路上は『戦場』 歩行者優先の街 道半ば」。
平居コメント:交通事故、特に歩行者の死亡について考えるべき情報が上手くまとめられている。交通事故死亡者は近年大きく減少したが、それが親が子供を車に乗せて送り迎えするからだとなると、それに極めて否定的な私としては「よかったね」とは言えない。また、歩道橋というのはおそらく日本文化なのだが、それを誇るわけにはいかない。街の美観についてのデリカシーゼロ、強者に優しく弱者に厳しい社会を象徴する悪い日本文化である。アジアのいくつかの国でも時々見ることがあるが、日本を真似て作ったものだと聞いたことがある。ヨーロッパには歩道橋なんてない。自分にとっての当たり前を、世界にとっての当たり前だと思ってはいけない。人間社会は本来どうあるべきなのか?何が大切にすべきものなのか?という発想で考えたところに、本当の「当たり前」が見えて来る。
(「学年だより№29」に関連記事あり→こちら