勉強に終わりはない

(2月24日付け「学年だより№82」より②)


【勉強に終わりはない・・・3月授業へ向けて】

 答案返却もそろそろ終わり。ここから先、3月23日までの間に、今日を含めて9日の授業日がある(全て3時間授業)。「考査が終わったのに、授業やって何になるの?」などと言う人がいたら、「喝(≒ばかもの)!!」である。こういう時こそ、私たちは何のために勉強するのか?何のために高校にいるのか?を問い直すことが必要になる。
 各自で自問し、高校生活に様々な目的・理由を見出すのはいいのだが、基本は「生活能力を身につける(個人として)」「立派な社会人(主権者)になる(社会的存在として)」である。考査で何点かが取れれば、それらの目的は達成されたことになる、あるいは、来年の今頃卒業証書が受け取れれば、それが「立派な社会人」の証明として十分だ、というものでは絶対にない。
 今回、3月授業への取り組みが甘くなる生徒は、来年度、就職や進学が決まった時にも、欠席が増え勉強も手抜きをするようになる人だ(←私はこれをすごく心配しています)。学校はそういう人のためにあるのではないし、勉強にはそもそも終わりがない。今のうちから、よくよく肝に銘じていて欲しい。
 なお、3月19日は、両学科共に「志望理由書作成講習会」である。2月には、就職希望者を対象とした2回の研修会が行われたが、今回からは就職と進学とを問わず、全員が進路決定に向けて具体的な(←ここ大切。あくまでも「具体的な」ね。日々の様々な勉強・活動の全てが進路実現への道である)作業を始めるということだ。


【レッドカード47枚・・・自分を守ろう】

 先日、警察から通知があった。昨年6~12月の6ヶ月間で、自転車に乗っていた塩高生に出されたレッドカードが47枚だそうである。
 理由として目に付くのは、「歩行者に危険を及ぼす違反」(22件)、「ヘッドホン使用」(11件)だ。運転中のスマホ使用も4件あった(サーカスだ!!)。だいたい、こういう数字というのは氷山の一角。レッドカードを出された人は、実際に危険運転をしている人の数%、或いはそれ以下である。危ない、危ない。
 自分が事故に遭わないように、というだけでなく、人を事故に巻き込まないようにすることも「自分を守る」ことである。人に怪我をさせると大変だよ。私も諸君に向かって書きながら、自戒しなければと思っているところ。