印刷した後にしか見えない

 先週末には我が家の梅が開花し、塩釜神社河津桜は、今週月曜日(22日)に開花した。土日の間に開花して、私が気付いたのが月曜日、というわけではなさそうだ。なぜなら、月曜日も咲いていたのは1輪だけだったから。昨年の開花は18日だった。暖かい冬と言われてはいたが、桜にとってはそうでもなかったようだ。今日、塩釜の最高気温は15℃を超えた。向こう1週間、これくらいの気温が続くらしい。なんだか、ソメイヨシノまで一気に開花しそうだ。今日は修業式。


(3月24日「学年だより№85」より①)

 諸君が気づいてるかどうか知らないが、この「学年だより」には、1枚につき1ヶ所くらいの間違いがある。単純な表記ミスの時もあれば、けっこう重要な内容上の間違いの場合もある。
 先週「№84」で裏面に貼り付けた朝日新聞の記事は、「2020年」のものではなく、今年「2021年」のものであった(常識的に分かるはず)。「№83」では、やはり裏面で、最高裁判所判事の「国民審査」を「国民投票」と書いてしまった(これは大きい!)。その他、藤井聡太の年齢を1歳間違えたとか(№58。これは生徒に指摘された)、「雪の降る雪(←夜の間違い)の静けさ」とか(№79)・・・。間違いはやはり恥ずかしいので、今度こそと思いながら確認するのだが、印刷前にいくら目をこらしても見えなかった間違いが、印刷した瞬間に目に入るというのは本当に不思議だ(涙)。
 私は日頃から、何でも(正しそうに見えるものほど)疑え、と言っている。この「学年だより」も疑いながら読むべきものだ。私が時々間違うことは、実は間違っているのではなく、「平居はまたどこか間違ってるんじゃないの?」と、諸君が「疑う」姿勢を持てるようにするための親心(故意)によるものだ・・・と思って下さい。
(*この記事は、デジタルで修正版を読んでいる方々にはなんだかよく分からない記事かも知れません。ごめんなさい。)


(裏面:2021年3月 日朝日新聞土曜版「be」より「ののちゃんのDo科学」欄。「(-1)×(-1)は、なぜ+1になる?」を貼り付け。
平居コメント:マイナスとマイナスをかけるとプラスになるというのは、高校生なら誰でも知っている「常識」だ。しかし、なぜそうなるのか分かっている(=説明できる)人は少ない。たいていは単に法則として暗記しているだけだ。だが、そういうやり方をすると、応用というか、その法則を手がかりに理解が広がるということが起こりにくく、感動も得にくい。もちろん、それは二次方程式の解の公式でも、ピタゴラスの定理でも同じことだ。なぜそんな公式や定理が生まれてくるのかを考えてみると、数学も物理ももっと楽しくなるかも・・・。私だって、偉そうに言うほどよく分かっているわけではないのだけど・・・。)