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 帯状疱疹(?)でダウンする3日前、仙台に小井土文哉ほかを聴きに行った日から、ずっとお酒を飲んでいない。今日で2週間になった。自分で自分を褒めてあげたい。
 ところで、今年私が機械科1年生の担任であること、「担任のお話」とタイトルを変え、デジタル化した学級通信を書くことなどは、既に書いた。しかし、その後、「○月○日『担任のお話』№○より」という記事をアップしたことは一度もない。言いっぱなしで書いていなかった、というわけではない。先週までで、順調に№7まで発行したのである。それらを公開しなかったのは、単に、自分で記事に価値を認めなかったからである。
 今日、№8を出した。そして実は今日から、以前と同様手書きに戻した。なぜかと言えば、まずは自分自身でしっくりこなかったからである。それから、生徒があまりにも読まないからでもある。いくら、自分の頭を整理し、自分が教室でしていることを記録するために書いているとは言っても、さすがにひどいな、と思った。なぜ生徒が読んでいないと分かるかというと、ほぼ直感である。ただ、それは間違いない。そして今日、始業3分前に教室に行ったら、少なくとも半分くらいの生徒はそれを手に取っていた(始業の5~10分前に、週番がクラスボックスから持って行って配ることになっている)。様式のせいか、内容のせいかなど、詳しいことは分からない。今後しばらくは手書きにしてみるつもり。

 

(2023年5月25日「担任のお話」№8より)

 月曜日の黄砂はすごかった。先月の半ばにも黄砂は見られたが、月曜日の黄砂が圧倒的に濃かった。諸君も知っていると思うが、黄砂とは、中国の黄土高原で巻き上げられた砂塵が海を越えて飛んでくる現象だ。黄土高原からここまでは約3000㎞。そんな空間を超えて飛んでくるほどの砂塵が巻き上げられる様子というのは、想像を絶する。自然は壮大だ。ぼんやりと霞む風景を見ながら、遙か彼方の人々の生活にも思いが及ぶ。

★ 第1回個人面談を終えて ★  (あちらこちら省略あり)

 一人当たり5~15分といったごく短い時間だったが、とりあえず全員と話をした。本当は、ゆっくり趣味の話などしたかったのだが、なにしろ1人と10分話をしただけで7時間近くかかるので、いずれまた。
 大半の人が、学校生活を「楽しい」と言う。おかしいなぁ・・・入学式の時に、私は「皆さんがストレスのない楽しい高校生活ができるように居るわけではない」と言ってある。修学旅行で変な妥協なんかするからこういうことになるんだ・・・と、少し後悔した。問題は「楽しい」の中身である。
 「楽しい」ことは大切だが、「楽しい」にもいろいろある。単にぼんやりスマホをいじっていたり、なんとなく遊んでいて「楽しい」というのではなく、今までできなかった(知らなかった)ことができる(分かる)ようになって「楽しい」、自分の成長が実感できて「楽しい」というのが本物の「楽しさ」だと思う。面談の中で、何人かの諸君が工業科目の授業を「楽しい」と言っていたのは、おそらく本物。私にとっては、私自身の成長だけでなく(私だってまだ成長する)、諸君の成長も「楽しい」。諸君は今後、私をどれだけ楽しませてくれるだろうか?頼むよ。