円形脱毛症

(2023年9月7日「担任のお話」№18より)


 暑くてからからの毎日が続いていたのに、昨日は一転豪雨(石巻で155.5㎜!!)。以前から、温暖化が進めば気象は極端化すると言われている。昨日の雨が、その現実化の一つでなければいいのだけれど・・・。今週末には台風がやって来るらしい。
 ところで、幸か不幸か、私は髪の毛が太くて多い。そのため、少し伸びるとうっとうしくて耐えられなくなる。ロン毛になどすれば、おそらく気が狂うに違いない。暑いとなおのこと煩わしい。
 お気づきの通り、先週末に散髪に行った。行くのは通い始めて25年くらいになる80歳のご老人の理髪店だ。始まってすぐに、ご老人が口を開いた。
「しぇんしぇ(=先生)、何かストレスあんのすか?円形脱毛症になってっと。3箇所くれぇあるな。」
「は?あると言えばある、無いと言えば無い・・・」
「今でねぇよ。だいたい1ヶ月くらい経ってからこいなくなっから・・・」
 かわいいM1の諸君が大きなストレスの原因になるわけはないし(本当かな?)、そもそも1ヶ月前と言えば8月上旬で、正に夏休みの最中だ。もちろん「1ヶ月」は目安に過ぎず、「だいたい」の話なので、7月かも知れないけど・・・やっぱり分からん。いや、待てよ。もしかすると、夏休みでM1の諸君に会えないことがストレスだったのかも知れない。うん、おそらくそうだ。いや、そう思うことにしよう(笑)。・・・これ以上ひどくならないといいなぁ。私にストレス与えないでね。


裏面:9月5日付石巻日々新聞より「『さよなら ほやマン』上映へ」を貼り付け。
平居コメント: 
 何を隠そう、監督の庄司輝秋は私の教え子である。石巻高校3年生の時、私が担任であった(中学校は湊)。8月27日にひょっこり我が家にやって来て、この映画の話をあれこれと聞かせてくれた。
 高校時代のテルは、全身これ個性の塊、それでいて社会常識はきっちり身につけていているという魅力ある生徒だった。
 最終的には映画を撮りたいという気持ちを持ちつつ、突然そんなことができるわけがないので、20年にわたってCM会社で映像技術を磨いてきた。そして今回、ついに本物の映画を撮った(記事にある平成25年の作品というのは「試作」に過ぎないと私は思っている)。テルのアイデアと能力を見込んで制作費(大金だろう)を出す人が現れたということである。これはすごいことだ。地道に粘り強く夢を追いかけるということにおいても・・・。
 私もまだ作品は見ていないが、テルの作品が悪いわけがない。一般公開は11月3日から。近々、校内にも大きなポスター貼るからね。


*他の記事は省略。