Yahooニュースの余波



(5月15日付け学級通信より)


 支部総体が終わった一昨日の夜、自宅のPCを開けて異変に気付いた。私のブログへのアクセス数が、その日の正午から急に増えている。いや、「増えている」などという生やさしいものではない。わずか1時間で3000アクセスを超えた時間帯さえある。結局、日付が変わるまでの半日で15000アクセスを超えた。通常の2ヶ月分に近い。変なコメントが寄せられたわけでもなく、ただページを開いているだけらしいので、実害はないのだが、何となく気味が悪い。一人PCのキーを叩いて入力した文字が、それだけ多くの目に触れ、それについて何が語られるか分からないというのは恐いものだな、と改めて思った。

 代休日であった昨日、私は朝からその原因探しをした。何しろ数が異常なので、誰でも知っているような有名人が、何かの事情で私について「つぶやいた」に違いないと思い、検索をかけてみたのだ。答えは簡単に見つかった。Yahooニュースの「エンタメ」というカテゴリーに、「上地雄輔『脱携帯電話生活』を宣言」という見出しの記事があり、それを開くと、「携帯電話のない生活って?」と題された参考記事リストの一番上に、私のブログの昨年7月1日の記事が紹介されているのである。たったそれだけのことで、私ごときのブログに、これだけのアクセスがあるのだから、大手情報会社の発信力はスゴイ!と舌を巻いた。

 ところで、上地雄輔というタレントについてのその記事、いや、そこに引用された彼の公式ブログの内容がなかなかいいので、ちょっと紹介しておこう。

「タレントの上地雄輔が生まれ故郷の横須賀市で休暇を過ごし、都内に戻った後の13日、しばらくの間「脱携帯生活」に入ることを同日朝の公式ブログで宣言した。 (中略)

 雄輔は訴えかける。「君もあなたもあったでしょう 携帯がなかったあの頃!!携帯を持っていなかったあの時!!」

 友達の家のインタホンを鳴らして遊びに誘った思い出…中学時代は遠足や修学旅行で地図を頼りに目的地にたどり着いた時の達成感…高校生になって、彼女の家に電話したら父親が出たので切ってしまったことや…携帯のなかった時代をあれこれと懐かしみ、結論にたどり着いた。

 「超便利な携帯をちょいとだけ封印して、小さな画面を集中してうつ向いて見ずに、いろんな物、人、動物、海川山風空木々、月星太陽、全てを香ったり、聞いたり、見たり、触ったり、口にしたり五感で感じてみます!ちょっと待ってて♪」

芸能人としての忙しい生活に戻った雄輔が、携帯の電源を切って過ごす経験から何を得るだろう。」


(他、生徒総会と支部総体についての記事省略。裏面の新聞記事については明日)